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三日月少年漂流記 (河出文庫―BUNGEI Collection)三日月少年漂流記 (河出文庫―BUNGEI Collection)
(1993/01)
長野 まゆみ

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休日を全て家に引きこもって(図書館や多少の外出などはあるが)ひたすらに本を読む、という行為は僕にとってなによりの至福の時であり、ここのところノイローゼ気味の精神を癒してくれる。
ひたすらに、ひたすらに。自分の体の細胞が言葉で構成されているのではないかと思われるほどに沈溺すると、色んなことを忘れて、子供の頃に戻れるような気がする。そう、図書館の片隅で朝から晩までキラキラした目で本を読んでいたあの頃に。


久しぶりに長野まゆみ読みたいなー、と思って借りてきた本。

こうした独特の世界観をもっている作家は好き嫌いこそあれ、やはり根強い支持があるし、さすがだなーと思います。
相変わらず宮沢賢治ぽい作風は健在で、瓦斯灯だとかそういう言葉に妙な背徳感と高揚感を覚えました。

博物館に飾っていた三日月少年の人形が脱走した。それを探して少年二人が旅に出る。

別にドラマツルギーやテーマ性があるわけでもなく、主人公の成長だとかそんなものはなくて、ラストもあやふやに終わるんだけど、そのあやふやさがまるで満ち引きする波音を静かに聴いているような心地よい浮遊感を感じさせてくれる。あるいはクラシック(ピアノソナタ系)を聞きながらうたた寝しているような。

何も無い。けれど、何かがある。時々妙に読みたくなる力を持った不思議な作品

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