サイトマップ
読書とギターとブログと |2012年05月
FC2ブログ

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

読書

遠い響き (講談社文庫)遠い響き (講談社文庫)
(2012/04/13)
藤谷 治

商品詳細を見る


「舟に乗れ!」で本屋大賞にノミネートされた藤谷さん。

タイトルから音楽絡みかと思いきや、そんなことはない。

私は嵐の夜にずぶぬれの男に出会う。男は極悪エロ同人会社の社員で、その会社の拡大と共に心を病んでいた・・・

リアルな社会での生き様はまさに地獄と呼ぶに相応しい。だがその状況を他人事のようにのほほんと読んでいられず、僕の心を鷲づかみにされてしまうのは、僕もまた地獄の一員だということなのだろう。
いろんな捉え方が出来る。文学でもあり、サラリーマン小説でもある。だがそれは青春小説の延長のような頑張れば報われるサラリーマン小説ではなく、頑張っても報われないサラリーマン小説である。
小説はやがて狂気を孕み、最終的には壮大なクラシックを聞いているような美しさに昇華する。その美しさこそ、まごうことなき地獄の美しさなのだ。
スポンサーサイト

読書

グッモーエビアン! (新潮文庫)グッモーエビアン! (新潮文庫)
(2012/04/27)
吉川 トリコ

商品詳細を見る


映画化らしいんですけどね。
こういう破天荒な親系ってあまり好きじゃないんですよね。ついついリアルなことを考えてしまう。

読書

お前なんかもう死んでいる プロ一発屋に学ぶ「生き残りの法則50」 (双葉文庫)お前なんかもう死んでいる プロ一発屋に学ぶ「生き残りの法則50」 (双葉文庫)
(2012/04/12)
有吉 弘行

商品詳細を見る


特に感想も無いけど、気晴らしとしてはまあ使えた

読書

ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50
(2012/04/12)
福田里香

商品詳細を見る


ちょいちょい話題になってるよねこの本。
タイトルのとおり、ステレオタイプフードについてのエッセイ。
ステレオタイプフードとは何かというと、たとえば分かりやすいとこだとパンをくわえてぶつかる、とかマスターが放ったグラスは男の手の中にぴったりおさまる、とかそんな感じのああ、あるある!という食べ物関係の話。

着眼点というかテーマは非常に面白いと思うんだけど、僕は言いたい。実例を書け!と
例えば~ということで色んな場面を書いているのだけど、素人の発想じみていて、そういうのいらない。それよりも映画の~の~の場面でと実例を書いてくれたほうがよっぽど勉強になる。
解説にはわざと書かなかった的なことを書いてあったが、ただの手抜きじゃないの?と僕は思ってしまった。
なんかいろいろと惜しい、と言わざるをえない本

読書

オブ・ザ・ベースボール (文春文庫)オブ・ザ・ベースボール (文春文庫)
(2012/04/10)
円城 塔

商品詳細を見る


これと前の田中さんの作品が同時に出たのは偶然なのか狙ったのか。
芥川受賞者がダブルで野球小説という不思議。

円城さんのデビュー作でもある本作。ちょうど学生の時に群像で読んでいて面白かったのをよく覚えている。
円城が今よりはまだ多少読みやすかった時代の物語。これくらいなら僕も好きなんだけど・・・

空から人が降ってくる街。僕はその人を空に打ち返すためにバットを持って生きている。
そんな物語

読書

神様のいない日本シリーズ (文春文庫)神様のいない日本シリーズ (文春文庫)
(2012/04/10)
田中 慎弥

商品詳細を見る


ちょっと僕に似ているような気がする田中さんの作品。
息子に語る父の過去の物語。
田中さん得意な父と子、そして逃れられぬ血の問題が詰まった作品。

読書

さよなら快傑黒頭巾 (新潮文庫)さよなら快傑黒頭巾 (新潮文庫)
(2012/04/27)
庄司 薫

商品詳細を見る


庄司薫の青春小説。

大学生の僕は兄の友人の結婚式に出席するが、大学紛争を背景に、色々な生き方で苦悩する人々に触れ、悩み考える・・・

これは確かに素晴らしい青春小説なんだけど、現代の人にはぴんとこないだろうなあ。
まず時代背景が特殊というのと、やはり青春が大学だというあたりに時代を感じざるをえない。
たぶん、現代では青春小説とは高校生であるべきだと思うのだ。

読書

リトル・ピープルの時代リトル・ピープルの時代
(2011/07/28)
宇野 常寛

商品詳細を見る


最近文庫化されたので遅ればせながら「1Q84」を読んでおります。
まあそれはそれで面白いのだけど、おかげでやっと本書をきちんと読むことができた。

仮面ライダーの哀愁漂う表紙が目を惹く本書は、宇野ちゃんのサブカル批評本。「ゼロ年代の想像力~」で注目を浴びた宇野さんだけども、個人的には東浩紀よりも好きかなあ。
というわけで新刊も買ったはいいが、なにせタイトルの「リトル・ピープル」が「1Q84」の重要ファクターで、「1Q84」と連動して社会批評しているものだから、買ったはいいが良く分からずに積読してたわけです。
それがやっと内容を理解できるようになった、と。

批評本なので個人的にどうの、というよりもなるほどそういう見方があるかー、という感想だけど、やはり平成ライダー等への批評はなかなか面白かった。特に「w」の考察はなるほどー

読書

伝説の「どりこの」  一本の飲み物が日本人を熱狂させた伝説の「どりこの」 一本の飲み物が日本人を熱狂させた
(2011/11/11)
宮島 英紀

商品詳細を見る


これは面白い本よ。

かつて「どりこの」という怪しい飲み物があったそうな。清涼飲料水ということで、カルピスみたいな飲み物。色は黄金色。
その飲み物の何が面白いかというと、なんと販売が天下の講談社、という所。

「どりこの」の得体の知れなさや、今の書籍、という印象だけでなく講談社の手広さなど、色んな点で知らないことばかりで、本当に面白く読むことが出来た。

そして一番面白いのは、講談社が売ってた商品についての本が角川書店から出ているという点w

読書

メモリー 下 (創元SF文庫)メモリー 下 (創元SF文庫)
(2006/07/27)
ロイス・マクマスター・ビジョルド

商品詳細を見る


ビジョルドのヴォルコシガンシリーズ。
今回は最高機密庁長官のイリヤンが脳のメモリーチップに変調をきたす話。その事件は人為的な事件と分かるが、犯人を探すためにマイルズは聴聞卿の地位を手に入れ、捜査を行うのであった・・・

イリヤンのメモリーチップをめぐるミステリーも素直に面白いのだが、イリヤンだけでなく、マイルズや周りの人々の別れと旅立ちの物語としても非常に秀逸。
ラストはマイルズシリーズ愛読者としてはなかなかぐっ、とくる結末になった。

読書

メモリー 上 (創元SF文庫)メモリー 上 (創元SF文庫)
(2006/07/27)
ロイス・マクマスター・ビジョルド

商品詳細を見る

読書

デンデラ (新潮文庫)デンデラ (新潮文庫)
(2011/04/26)
佐藤 友哉

商品詳細を見る


映画化もされた作品。

姥捨て山に捨てられた老婆たちが生き延びて作った集落、デンデラ。様々な事情と思いを抱えた彼女たちと熊との戦いの話。

こんだけ老人しか出てこない作品と言えば、筒井先生の「銀齢の果て」を思いだすが、あそこまでバトルロワイヤル的な作品では無い。

読んでいて何かキャラクター小説っぽいなとは思っていたのだが、解説で指摘されている通り、これはライトノベルに対するアンチテーゼの部分を含んでいる。
学園ものとして「ありそうな」キャラクターがそれぞれ老婆として作品で生きるというのは、普通の老人の話を読むよりも、なんだかとても歪で不気味な感じを覚えた。

まあそんなめんどくさいことを考えずともそれなりに楽しめる本ではある。

読書

這いよれ!ニャル子さん 9 (GA文庫)這いよれ!ニャル子さん 9 (GA文庫)
(2012/04/16)
逢空 万太

商品詳細を見る

読書

愛でもない青春でもない旅立たない (講談社文庫)愛でもない青春でもない旅立たない (講談社文庫)
(2009/10/15)
前田 司郎

商品詳細を見る


先生! 前田司朗が割かし普通な青春小説を書いております!

読書

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)
(2011/11/23)
又吉 直樹

商品詳細を見る


自分の話はいいから、もっと本の話をしたまえ

読書

妖精作戦 (創元SF文庫)妖精作戦 (創元SF文庫)
(2011/08/30)
笹本 祐一

商品詳細を見る


かつて一時代を作ったジュブナイル小説。
まさかの復刊と言うことで読んでみた。

対地球外生命体組織がESP能力を持った少女を狙う。少女を守る探偵と、なりゆきで巻き込まれた生徒達。

今読むと、はっきり言ってたいした本では無い。文章も上手くは無い。
ただ、この本の衝撃は、観光の84年当時に学園物を持ちこんだ、という点である。
ダーティペアなどと違って、日常の延長と言う舞台は、世の青少年に大きな影響を与えたことだと思われる。

と、いう観点からしか評価は出来ないかなあ

読書

城を噛ませた男城を噛ませた男
(2011/10/18)
伊東潤

商品詳細を見る


直木賞候補になった本。

異色の時代小説で短編集。
中でも全方向土下座外交で生き残る弱小藩が非常に面白かった。そのつど意見や顔を変えてコウモリの中のコウモリとして生き延びた藩だが、結末は意外な形で・・・

その他、エンタメ時代小説ではあるが、その分、戦国の苛烈さが伝わってくるような本である。

読書

野宿入門野宿入門
(2010/09/23)
かとうちあき

商品詳細を見る


まあ、アウトドアは大嫌いですけどね。

なんかこう、もっとこの草や虫は実は美味しい、的な本を期待していたので残念

読書

這いよれ!ニャル子さん 8 (GA文庫)這いよれ!ニャル子さん 8 (GA文庫)
(2011/10/17)
逢空 万太

商品詳細を見る

読書

這いよれ!ニャル子さん 7 (GA文庫)這いよれ!ニャル子さん 7 (GA文庫)
(2011/04/16)
逢空 万太

商品詳細を見る

読書

這いよれ!ニャル子さん 6 (GA文庫)這いよれ!ニャル子さん 6 (GA文庫)
(2010/12/16)
逢空 万太

商品詳細を見る

読書

天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)
(2009/09/30)
小川 一水

商品詳細を見る


小川一水の一大サーガとなるだろうシリーズ。読もう読もうと思って積ん読していたのだが、手を出してみるとさすがに面白い面白い。
大森望が「各巻が年間ベスト級」と評するだけあって、あわてて下巻を買いに行ってしまった。


植民星メニーメニー・シープの謎と、それを解き明かそうとする「海の一統」・・・


もう細密な世界構築が素晴らしく、それらは簡単な内容紹介で語れるものではないので省くが、SF的な面白さだけでなく、物語としての面白さと非常に良いバランスが取れている。
語彙が貧弱で申し訳ないのだが、やっぱりさすがだなあ、としか言いようの無い作品。
これでまだまだサーガの始まりなのだから、この先どうなることやらである。

読書

天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)
(2009/09/30)
小川 一水

商品詳細を見る

読書

ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 チ 1-11)ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 チ 1-11)
(2010/09/09)
レイモンド・チャンドラー

商品詳細を見る


言わずと知れたチャンドラーのハードボイルド名作。
探偵マーロウの最高傑作と言えば、本作か「さよなら愛しい女」か割れるところだが、僕はこの作品を強く推したい。

マーロウは不思議な男テリーと出会う。彼は億万長者の娘と結婚しており、どこか憎めない男であった。テリーとの友情を暖める中、テリーは妻殺しの嫌疑をかけられ、自殺してしまう・・・


この本は夜に読むべき。願わくばバーボンがあるといい。酒をちびちびやりながら、しっとり読むとすごく「ぐっ」とくる。
色んな名言
「ギムレットには早すぎるね」
「さよならを言うのは少しだけ死ぬことだ」
これらが心を鷲づかみにする。

何より、もう何度読んでもそのたびに泣きそうになるのは最後のシーン
「もうからっぽだ。かつては何かがあったんだよ、ここに。ずっと昔、ここには何かがちゃんとあったのさ、マーロウ」
もうなんていうか、深夜に叫びたくなるよね。良い本だあ
ちなみに本書は新訳で村上春樹訳

Extra

プロフィール

scapa

Author:scapa
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

フリーエリア

フリーエリア

フリーエリア

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。