サイトマップ
読書とギターとブログと |2011年08月
FC2ブログ

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

読書

言壺 (ハヤカワ文庫JA)言壺 (ハヤカワ文庫JA)
(2011/06/10)
神林長平

商品詳細を見る


言葉は自走する。

著述支援マシン、ワーカムが記述を拒否した文章が秘めた謎とは・・・

神林さんの短編連作集。機械と言葉をテーマにした作品で、ワーカムの背景には管理社会が透けて見える部分も興味深い。
こうした機械と小説の取り合わせといえば、この作品と同時に長谷さんの「あなたのための物語」が文庫化されたのもとても意図的なものを感じずにはいられない。

SF大賞受賞作で、とても深みのある作品なのだが、僕は個人的にどうしても神林さんの文章はあまり肌に合わないのだ。
スポンサーサイト

読書

夢の木坂分岐点 (新潮文庫)夢の木坂分岐点 (新潮文庫)
(1990/04)
筒井 康隆

商品詳細を見る


夢の木坂を中心として、パラレルワールドが展開される。

同じようで少し違った世界。
それらは木のように、幹は同じだけれども様々な方向へ根を張り、分岐していく。

読書

探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)
(1995/08)
東 直己

商品詳細を見る


今度大泉洋主演で映画やるじゃないですか。映画予告見て面白そうと思って読んでみた。

大泉さんだし、ススキノ探偵だし、なんかこう緩いコメディ風なのかと思っていたのだけど、とんでもない。
もうチャンドラーばりのガチガチのハードボイルド小説。むしろ和製チャンドラーだ。
僕みたいに予想していた人は少し驚くかも。

まあこれはこれで結構好きなんだけどもね。

読書

もののけ侍伝々 京嵐寺平太郎 (静山社文庫)もののけ侍伝々 京嵐寺平太郎 (静山社文庫)
(2011/07/05)
佐々木 裕一

商品詳細を見る


まあ、「しゃばけ」が代表するような妖怪モノ。それもかなりライトな感じ。

ぐうたら武士の平太郎は、入道や妖狐などと話す力を持っており、その力を駆使して巻き起こる不思議な事件を解決する。

時代小説として読むと結構ストレスがたまる。
僕は固い言葉は嫌いなんだけど、かといってあまりにも今風な言葉を使いすぎるのはさすがに堂だろうと思うわけで。
もはやこれは「レイン」と同列の一般よりのラノベとして読むのがとても正しい読み方だと思います。

読書

ブロンソンならこう言うね (ちくま文庫)ブロンソンならこう言うね (ちくま文庫)
(2007/10)
ブロンソンズ

商品詳細を見る


バカな本だよなあ。

みうらじゅんと、田口トモロヲがブロンソンズを結成して、ブロンソンなら人生相談にこう答えるだろう、という体で返答するというバカ本。
そもそも僕はブロンソンをよく知らないけども、ちょっとブロンソン大陸に行って見たくなるそんな本なのです。
しょうもないよなあ(褒め言葉として)

読書

ムショの中の怖くてオモロイ人々 (だいわ文庫)ムショの中の怖くてオモロイ人々 (だいわ文庫)
(2008/08/06)
石原 伸司

商品詳細を見る


夜回り組長で有名な石原さんが書く、刑務所内部の赤裸々な日常。

一物に埋め込まれた真珠の数もチェックされて数えられるとか、いろいろ面白い裏話が読める。

読書

ワーホリ任侠伝 (講談社文庫)ワーホリ任侠伝 (講談社文庫)
(2011/01/14)
ヴァシィ 章絵

商品詳細を見る


ぱっと見普通のOLの主人公は、ワーキングホリデーの資金を捻出するために夜はクラブでバイトをしている。
更にお金を貯めようと始めたキャバクラのバイトだったが、それがとんでもない事件を招き・・・

もともと下の緩い主人公で、なんかこうフリーセックスの現代性を浮き彫りにした、石原慎太郎的作品化と思いきや、サスペンスな流れになっていく。
その途中でも主人公はまあ男と寝るわ寝るわ。
ここまで緩い主人公もなかなかいないんじゃないかと思うくらいの緩さで、最後はむしろすがすがしくもあった。そんな小説。

読書

ラットマン (光文社文庫)ラットマン (光文社文庫)
(2010/07/08)
道尾 秀介

商品詳細を見る


道尾さんってあのメディアの露出具合が、第二の石田衣良ポジションを狙ってる気がするんだよねー。


それはそうと、有名作「ラットマン」
アマチュアバンドのメンバーが練習中のスタジオで死んだ。
その死を探るうちに徐々に明らかになるメンバーの過去。それらと直面して晒される犯人とは・・・

道尾さんって「向日葵の~」みたいなダークな作風が得意だと思っていて、この作品も確かにダークではあるんだけど、割かし直球玉。
人に勧めるならこの本かな、という感じで、エンタメミステリーとして素直に面白く読めました。

バンドメンバー殺人事件の犯人よりも、一番ラストの、過去の清算部分がなるほど上手いなあ、と。

読書

さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫)さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫)
(2010/11/11)
荻原 浩

商品詳細を見る


萩原さんの短編集。
葬儀屋の話や、プライドの高い寿司屋など、身近な人々のちょっとした話。

萩原さんはこういう日常の延長の話をユーモラスに、時に切なく書かせたら本当に安定した作品を提供してくれます。

読書

ドラえもん短歌 (小学館文庫)ドラえもん短歌 (小学館文庫)
(2011/07/06)
枡野 浩一

商品詳細を見る


ドラえもんをテーマにした短歌集。
たわいもないものもあるけれど、時々心を刺すような短歌がある。

面白いのを引用すると

ジャイアンの
統率力を
持っている
スネ夫みたいな
金持ちがいい

確かに!!w

読書

レモン月夜の宇宙船 (創元SF文庫)レモン月夜の宇宙船 (創元SF文庫)
(2008/11)
野田 昌宏

商品詳細を見る


野田大元帥の初期作品集や、エッセイなど、まさに野田ワールドを凝縮した一冊。

読書

ダンタリアンの書架2 (角川スニーカー文庫)ダンタリアンの書架2 (角川スニーカー文庫)
(2009/01/01)
三雲 岳斗

商品詳細を見る


まあ安定した造り。

読書

無伴奏ソナタ (ハヤカワ文庫 SF (644))無伴奏ソナタ (ハヤカワ文庫 SF (644))
(1985/12)
オースン・スコット・カード

商品詳細を見る


「エンダーのゲーム」で有名なスコットカードの短編集。
「エンダー」の初期型短編が収録されており、興味深い。
内容はまさに「エンダー」をぎっちり短編でまとめた作品なので、とても濃縮されて味わい深いんだけど、その一方で、かなりはしょられすぎて分かるかな?という部分も多かった。長編は読了済みだから細かいところを自分で補完できたけど、未読の人はきついかも。
つまり、「エンダー」は長編で読むのが一番、ということです。

他に表題作「無伴奏ソナタ」は素晴らしい。
音楽に才能を持つ男が法を破ってしまって音楽を取り上げられるが、捨てきれずに音楽を愛し、どんどん体を削られていく話。
管理社会批判をむしろうっすら下敷きにして、熱い人間の物語が表で語られる。こういう短編が書けるのってすごいなあ

読書

夜のミッキー・マウス (新潮文庫)夜のミッキー・マウス (新潮文庫)
(2006/06)
谷川 俊太郎

商品詳細を見る


谷川さんの初期の詩集
「百三歳になったアトム」が秀逸

読書

せんべろ探偵が行く (集英社文庫)せんべろ探偵が行く (集英社文庫)
(2011/07/20)
小堀 純、中島 らも 他

商品詳細を見る


せんべろ探偵とは・・・千円でべろべろになれる店を探す探偵である!


中島らもや小堀純がそんなお店を探して放浪します。
まあ、読んで思ったことは、なんか怪しい立ち飲み屋でちびちびちまちま飲まないかぎりは、どこのお店で飲んでもそこそこにはお金がかかるもんだなあ、ということ。

読書

人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))
(2006/01)
太宰 治

商品詳細を見る


まあ自分で言うのもなんだけど、読んでいなかったのが意外すぎるくらい。
逆に敬遠してきてた節もあったけれども、やっぱりこの鬱っぽさと厭世観はとても好きな空気で、なんだか自分と重ねあわせてしまう部分もあるんだけど、それはそれで恥ずかしい、そんな感じ。

読書

終わりと始まり終わりと始まり
(1997/06)
ヴィスワヴァ・シンボルスカ、沼野 充義 他

商品詳細を見る


ノーベル賞詩人、シンボルスカの詩集。

うまく説明はできないけど、とても力強い詩。
何度もふと手に取りたくなる、そんな詩集。

また巻末に収録されてる、ノーベル賞受賞時のスピーチも秀逸

読書

ビア・ボーイ (PHP文芸文庫)ビア・ボーイ (PHP文芸文庫)
(2011/05/18)
吉村 喜彦

商品詳細を見る


表紙が良いよねー。思わずビールを飲みたくなる。


作者は元サントリー勤務。その経験を生かした小説で、主人公はビール会社の宣伝部から営業に飛ばされた男。
花形の宣伝から営業にまわされたことを不満に思いつつも、徐々に営業の現場になれ、やりがいを見つけ出していくサラリーマン小説。

サラリーマンになってからこういう仕事小説を読むと、身につまされることがとても多いんだけど、同時に今まで見えなかったアラも見えてくる。

この小説はいわば、型破りな営業が日陰に追いやられつつも、その個性を認めてくれる豪放磊落な実力者が現れて、その庇護の下結果を出していく、いわゆるサラリーマン金太郎型小説。
いつもがむしゃらに自分らしくやれば結果がついてくる! という世のお父さんに勇気を与える小説でありつつも、どうしても一言言わざるを得ない。

まあ、そんなに社会は甘くはねえよな。

そこがこの小説の良いところで悪いところ

読書

ピアニッシシモ (講談社青い鳥文庫)ピアニッシシモ (講談社青い鳥文庫)
(2011/06/10)
梨屋 アリエ、釣巻 和 他

商品詳細を見る


なんかいつの間にか青い鳥文庫で中学生向けのレーベルが出とるー、と思って買った。
元は文芸で出てたんですよね、これ。

対照的な少女二人の友情と成長の物語。片方はピアノを弾くことができ、片方は聴くことができる。
互いにライバルにはなりえないため、「武士道~」シリーズのようにはならず、互いの欠落を埋めあうのは友情なのかそれとも舐めあいなのか、と繊細な機微を描いた作品。
まさに中学生くらいが読んで欲しい本。
さすが講談社。やっぱ良い本出すよね

読書

ダンタリアンの書架1 (角川スニーカー文庫)ダンタリアンの書架1 (角川スニーカー文庫)
(2008/11/01)
三雲 岳斗

商品詳細を見る


さすがは三雲さん。安定したラノベ書きますね。
昨今の腐って腐臭を立ててるラノベ界で安心して読める数少ない本

読書

やし酒飲み (晶文社クラシックス)やし酒飲み (晶文社クラシックス)
(1998/05/30)
エイモス チュツオーラ

商品詳細を見る


この小説、池澤夏樹の世界文学全集に収録されてるんだけど、やっぱ高いんで中古本探して買ってみた。


毎日大量のやし酒を飲んでいた富豪の息子だったが、ある日やし酒造りの職人が死んでしまう。今までのように上質で大量のやし酒を飲めなくなった男は、死後の町にいるというやし酒職人を探す旅に出る。

まあ、話としてはこんな感じで、ここから色んなところを旅するんだけど、それがまたよく分からないんですよ。
死神を捕まえたり、体が借り物の変な生き物を倒したり。途中で娶った奥さんはいつの間にか予言の力を身に付けてるし。何か魔法使えるし

とても不思議な小説なんだけど、でも、それがとても面白いのです。
まさにマジックリアリズム。そして旅の構成は、ラテンアメリカにおける神話の構造を内包していて、色んな側面から楽しんで読めます。
こういうの大好きだわあ

読書

猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)
(2011/07/08)
小川 洋子

商品詳細を見る


少年は廃列車で暮らす太った男と出会った。それは彼の一生を左右する出会いであり、男の出会いは、チェスとの出会いそのものであった。
彼の打つ手は美しく、それはあたかも「盤上の詩人」と称されたアリョーヒンと重ねて、リトル・アリョーヒンと呼ばれるようになる。
いつしか彼は盤下で身をかがめて、盤上の動きを考えるようになり、それが彼にとって最も落ち着く姿になった。
そのスタイルゆえに、正当なチェス協会では対戦できなくなった少年は、地下のチェス協会で対戦するようになる。
地下では、アリョーヒンに模した人形を操って対戦を行うのだが・・・


だめだ。こんなあらすじを書いた所で、この本から受ける感銘の一分たりとも分かっては貰えない。
そうじゃないのだ。
もちろん、構成やストーリーも面白いんだけど、そんな単純な所ではなく、もっと微細な所から立ち上る芳香の香ばしさ、指先の美しさ、そんな所が素晴らしいのだ。
いや、それすらも違う。
何が、何に、僕はこんなに、久しぶりに本に感動したのか、上手く書き表すことはできない。
できないけど、とにかく宝石のように美しい本なのだ。

とにかく、一人でも多くの人に読んでほしい。
本嫌いの人にも読んでほしい。
本って、凄いんだぞ。本ってやっぱり素晴らしいんだぞ、と思ってほしい。
それしか言えない自分に腹立たしいけれど、それだけの本なのです

読書

完全なる首長竜の日完全なる首長竜の日
(2011/01/08)
乾 緑郎

商品詳細を見る


自殺未遂を起こした弟は植物人間状態を続けている。そんな弟と脳内をリンクさせて繋がる姉。姉は売れっ子漫画家である。
弟の精神とつながり、弟の幻影と話している中で、姉はどこまでが現実で、どこまでが幻想なのかがわからなくなる・・・

こういう仮想現実と現実がごっちゃになる系では、「クラインの壺」が有名どころで、ほかにも「クリス・クロス」なんかもあるけれど、ラストのオチとして半ば発狂というか、信じてたこれも実は虚構か! みたいな終わり方をすることが多く、この作品も例に漏れない。
いろんなディテールなんかは上手いんだけど、なんかあいまいなまま終わってしまったというか、もっと名作にできたような気がするだけだけに、なんとなく惜しい作品

Extra

プロフィール

scapa

Author:scapa
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

フリーエリア

フリーエリア

フリーエリア

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。