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読書とギターとブログと |2011年04月
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読書

BG、あるいは死せるカイニス (創元推理文庫)BG、あるいは死せるカイニス (創元推理文庫)
(2009/10/10)
石持 浅海

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仲良くさせて貰っている集まりの誕生会。
思うに、取引先と友人の境目、というものは、友人と恋人の境目に似ているのではないだろうか。


生まれるのは女性だけの社会。優秀な女性だけが男性化するという特殊な世界を舞台としたミステリ。
優秀だった姉が殺され、姉の後継者とも言うべき女の子も死に・・・その意外な結末とは。


まあ、なんというか、SFともラノベともどちらに振れ幅が大きいと言うこともなく、強いて言えばジュブナイルとも言えそうな小説である。
こういうTJ(トランスジェンダー)関係の作品は僕はあまり得手ではないので、公平な評価は出来ないが、まあ意外な真実!とかは言いすぎだが、単調ということもなく、まあなんというか、まあまあの無難な小説だったのではなかろうか。
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読書

デッドアイ・ディック (ハヤカワ文庫SF)デッドアイ・ディック (ハヤカワ文庫SF)
(1998/01)
カート ヴォネガット

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にょろーん
にょろーん
疲れました。
でもたまに飲み会も良いもんだな、と思います。
にょろーん


ヴォネガットの作品を紹介しろというのが無理な相談なのであるが、僕にいえるのは、ヴォネガット時代よりも、ヴォネガットJrの時代の作品の方が好きだということです

読書

好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)
(2008/06/13)
舞城 王太郎

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好きな企業で好きな仕事を出来る権利と、一生働かなくてプーで良い権利なら、間違いなく一生働かない方を選ぶね。
疲れたよ、パトラッシュ・・・


舞城さんのこの作品、確か三島賞の候補かなんかになった時に、タイトルがけしからん!と老作家が怒ったとか。
なんともいえぬチャーミングな装丁とか結構好きですけども。

内容はなんか説明しづらいなあ。
とりあえず、なぜか文頭を2文字下げにしてたら、不思議なページ組みをしててなんかすごい違和感があった。たぶん意図的なんだろうけれど、その意図がいまいちわからない。
まー、なんというか、森見・万城目ラインのいわばリア充路線の小説とも言うべき小説はそもそもあんまり得手ではないのでごめんなさい、って感じ。

読書

フーゾクの日本史 (講談社+α新書 497-1C)フーゾクの日本史 (講談社+α新書 497-1C)
(2011/04/21)
岩永 文夫

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被災地にて問題になっている隠れた問題の一つに、性処理の問題があるのだそうです。
どれだけ特殊な状況下においても、やはりそうした問題は切実なものとして立ちはだかるわけであり、古今東西、男とはそうした生き物なのです。

この本では、そうした今も昔も変わらぬ日本の性事情。いわば風俗の変遷について書いてあります。
面白いがわりと表面をなぞるような形で、あまり掘り下げた本では無いので、本当に雑学としての本。
ただ、興味深かったのは、下関にソープ街があるのは知ってましたが、その原点は壇ノ浦の戦いにて敗北した平家の女官が、体を売り始めたことだということ。
ちなみにその彼女達は上臈と呼ばれ、それがなまって女郎と転化したのだとか。

時にこんな本はなかなか楽しかったです。

読書

日本SF精神史----幕末・明治から戦後まで (河出ブックス)日本SF精神史----幕末・明治から戦後まで (河出ブックス)
(2009/12/11)
長山 靖生

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戦後のSF事情。海野十三の影響あって手塚さんや星さんらがSFに目覚め、「星雲」の刊行。また「日本空飛ぶ円盤研究会」が結成されて、そこから「宇宙塵」が生まれ、のちに星さんの「セキストラ」が乱歩に認められてデビューし、ハヤカワがSFマガジンを発行して福島正美が編集長になり、いちやくSFの隆盛を迎えつつも、SF-文学論争が巻き起こって不遇の時代をすごしつつ、そんな中福島さんの覆面座談会事件によってSF作家が反発して福島さんがハヤカワ退社となって一時代が終わる・・・


とまあ、そうした戦後SFの歴史くらいなら多くの本に載っているけれども、戦前。ましてや江戸後期からの日本におけるSF小説の流れを記した本があったろうか?(いや、ない)反語表現。

本書は江戸後期から日本で始まったSF小説の流れについて細かく記している。
意外にも、当時からSFというべき物語は存在しており、それはいわば架空戦記モノ。日本が欧米列強を架空の武器を発明して打ち倒す・・・などというもので、今も昔も変わらないな、と思いつつも、そうした発想が当時からあったことに驚かされる。
他にも、始めて科学小説という単語を使ったのは尾崎行雄だとか、へー、と感嘆させられることが多くて、とても勉強になった。
さすが昨年の日本SF大賞作!!

読書

真実真正日記 (講談社文庫)真実真正日記 (講談社文庫)
(2010/11/12)
町田 康

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これは良い本だねえ。
主人公は小説家。フィクションに疲れた主人公は、本当のことが書きたいと、本当の出来事だけを綴る日記を書く。それが「真実真正日記」
日記の出来事と、書きかけの小説が交互に出てくるが、迷走する小説同様、日記に書かれる日常の出来事も奇妙に変化してゆく。
バンドがブレイクして仲間割れしそうだったり、町ではテロみたいなのが起こっていて、装甲車が走り回っていたり。

ただ単にすこし不思議な社会というならば、シュールな小説ということで片付けられるが、この小説の素晴らしいのが、「本当のことだけを綴った日記」という設定。
その設定が呪いのように終始付きまとい、むずむずする違和感を僕達に感じさせる。同時に、真実っていったいなんだろう、とちょっぴり考えさせられる。

とても町田康らしいんだけど、町田さんの中でも傑作の一つだと僕は言いたい。

読書

完全版 池澤夏樹の世界文学リミックス完全版 池澤夏樹の世界文学リミックス
(2011/04/16)
池澤 夏樹

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スパロボをクリアしたので、ゲームはしばらく置いといて、読書の日々に戻りましょう。

昨年、河出から池澤夏樹編集の世界文学全集が出て、収録作の素晴らしさはさることながら、装丁の美しさもあって、おお、こりゃすげえや、欲しい欲しいと呟きながら、まあまあのお値段に手が出てないんだけども、その世界文学リミックスに関するエッセイが出たので、これはすんげえや!と思って買いました。
なぜか2種類あって、この完全版の中から抜粋してソフトカバーにしたものが半額で出てるから、そこまで文学好きではない方にはそちらをお勧めします。
でも僕はもちろん完全版


ケルアックの「オン・ザ・ロード」から始まり、フォースターやフィッツジェラルド・ボルヘス・ピンチョン・ウルフ・カルヴィーノと様々な世界文学について池澤さんの知性溢れるスマートな文章で語られます。
それはさながら世界文学漫遊の旅、ともいうべきもので、なんというか地獄を旅するダンテのように、未知なるものや知っているものをうはうはしながら読むことが出来ます。
読んだことない本ばかりなんだけど、なんとなく読んだ気になれる上に、これ面白そう!と興味を持てて購入意欲が沸くのでこういう批評本はバカにできません。

とりあえず今回読んで思ったのは、来月から2冊づつ河出の世界文学全集を買い揃えようかな、ということ。
全30巻だから1年ちょいあれば揃うはず。えっへっへ

読書

武士道セブンティーン (文春文庫)武士道セブンティーン (文春文庫)
(2011/02/10)
誉田 哲也

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河出から出ている池澤夏樹の世界文学リミックスが素晴らししぎる。給料もでたので完全版を購入。
そしてベッド横のピラミッドが高くなる。
だって今は螺旋王を倒さなきゃいけないんだっ!
とりあえず、子供に本を読ませたかったら、ゲームを与えないことだよな。


これを機に蓄積している読書リストを更新しよう。
武士道シックスティーンの続編。
前回のライバルは九州にいってしまい、今回からは別の高校でのいわば敵となってしまいます。
二人の主人公のそれぞれ2年生ならではの、上級生として、また転校生としての苦悩などが描かれます。


そして最後にエイティーンがひかえているけれど、文庫化はいつかなあ・・・

読書

名探偵夢水清志郎の事件簿1 名探偵VS.怪人幻影師 (講談社青い鳥文庫)名探偵夢水清志郎の事件簿1 名探偵VS.怪人幻影師 (講談社青い鳥文庫)
(2011/02/10)
はやみね かおる、佐藤 友生 他

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はやみねさんの新作。しかも夢水シリーズの新作だからねえ。
書店でも積んでるし期待して買ってみました。

確かにまあ面白いんだけど、なんかちょっと以前の夢水シリーズとイメージが違ってなんとも言えない感じを受けました。
たぶん、主人公の女の子が普段はお嬢様だけど実はおてんば、みたいなすごくキャラクターじみた設定がなんか媚びている印象を受けたせいか、設定がずいぶんファンタジーになったせいか、そこらだと思います。

それにしても、昔の暮らしを再現したレトロシティってどっかでこういう映画あったなあ。

読書

フェンネル大陸 偽王伝2 騎士の系譜 (講談社文庫)フェンネル大陸 偽王伝2 騎士の系譜 (講談社文庫)
(2010/05/14)
高里 椎奈

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スパロボを買ってしまってから読書スピードがぱったり止まってしまっています。
感想を書けてない本が山のように溜まってるから、更新には困らないんだけど、いかんなあ。でもやりたいなあ。アムロ大尉はいったいいつになったら出てくるのだろう。



フェンネル大陸2巻目。
相変わらず挿絵もなく、ラノベと一線を隠した造り。

読書

フェンネル大陸 偽王伝1 孤狼と月 (講談社文庫)フェンネル大陸 偽王伝1 孤狼と月 (講談社文庫)
(2010/05/14)
高里 椎奈

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最近は、「レイン」といい、ラノベとの中間点みたいな小説が売れてますね。
でもこれはわりと頑張ってるファンタジー。

久しぶりにファンタジーを読むのもなかなか良いものです。

読書

死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 5-1)死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 5-1)
(2010/07/06)
七尾 与史

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タイトルと表紙がバツグンにいいね!

中身が表紙負けしていないか気になっていたのですが、とても良い意味で裏切ってくれました。

クビがかかった3流ライターの主人公は、特ダネを探して、「死神」と呼ばれる殺し屋のスクープを追うが、隣のヤクザ屋さんもからんできて・・・

かなり多くの登場人物を出したのに、無駄がなく、破綻せず。何より色んな枝道があって情報量が膨大になるはずなのに、省略の仕方が本当に見事。それでいて読者に混乱を与えることはなく、計算されつくした構成でほとほと感心させられました。
「このミス」隠しだまとしてはもったいない!

ラストはぼんやりぼかしてはいるけど、他に落としどころもないし、むしろ最後まで疾走感があってすばらしかったです。
映画とか、2時間ドラマとかにすれば面白いのに。

読書

もののはずみ (角川文庫)もののはずみ (角川文庫)
(2009/06/25)
堀江 敏幸

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本屋大賞が発表されました。実はもう前からこの結果は知ってはいたのだけれど、あらためてがっかりです。
今更こんなベストセラーを選ぶことに何の意味があるのだろうか。
本読みの書店員が選ぶ本当に売りたい本、というのが初期のコンセプトのはずだったが、もはや書店員の大部分は本読みではない、ということを露呈しただけの結果となってしまった。


堀江さんの雑貨についてのエッセイ。
相変わらず、美しい流れるような文章で、落ち着いたリズムを刻まれます。
ちょっとゆっくりしたいときとかにピッタリのエッセイ

読書

這いよれ! ニャル子さん (GA文庫)這いよれ! ニャル子さん (GA文庫)
(2009/04/15)
逢空 万太

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まあ、これはタイトルのネーミングセンス勝ちだよね。
ラヴクラフト好きとしては、存外に楽しめた。
1ページまるっとセリフなんて裏技ずるいなあ。

読書

夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)
(2011/02/04)
カズオ イシグロ、Kazuo Ishiguro 他

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もう老害はいいかげんにしろよな、ホント。


カズオ・イシグロといえば、「わたしを離さないで」が先日映画公開されて、ちょっぴり注目が集まってますが、その作家の短編集。

表題にあるように、音楽をテーマにした短編が収録されており、再起を目指す大物シンガーとその妻の絆と別れや、友人との気持ちの齟齬など、とても繊細で切ない物語ばかりです。
特に、人と人との微細なズレ、どれだけ近寄っても重なり合うことの無い本質的な部分を上手く切り取って描くことに関しては抜群の作品ばかりで、技量の高さを感じました。
どうにもならない心のズレなどは、読んでいるだけでなんだかこう胸につまるものがあり、考えさせられるものがあり、静かな夜に上質なウイスキーを舐めながら、そっと読んだりするとこっそり泣いてしまいそうな、そんな作品集でした。
こういうのがあるから、やっぱり文学って、本っていいもんなんですねえ。ていうか、そんなに知られてないけど、これすごい良い本だぞ。

読書

十蘭万華鏡 (河出文庫)十蘭万華鏡 (河出文庫)
(2011/02/04)
久生 十蘭

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取引先の方々と飲み会。
なんかここのところ色々とあって、自分の今後と言うか、将来について色々と考えます。会社に頼らずに個として生きていけるように自分自身の価値を高めておかないとな、と思います。
もはやこの日本では、企業から内定を貰ったからといって、それは終わりではなく、むしろ始まりなのです。


知る人ぞ知る作家。久生十蘭の作品集が河出から出ました。
以前読んだのは、あれは講談社文芸文庫かなあ。代表作の「母子像」が収録された本を読んだことがあって、素晴らしい短編を書く作家がいるんだなあ、としみじみ感激した覚えがあります。
そんな十蘭の特徴としては、色んな種類の作品を様々な作風で見事に書き分けること。
この作品中にも、パリに滞在している若い日本女性の陽気な暮らしや、戦争中のとある青年兵の物語など、ユーモアある作品からシリアスなものまで、これが同じ作家なのだろうか、と思うほど幅広い作品群は、まさに万華鏡と言うべききらめきを放っているのであります。
本当に素晴らしい短編作品集。文学が好きな人は読んで損はありません。

読書

発狂した宇宙 (ハヤカワ文庫 SF (222))発狂した宇宙 (ハヤカワ文庫 SF (222))
(1977/01/14)
フレドリック・ブラウン

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ホテルじゃなくて旅館に泊まったら、部屋にLANケーブルが通じてませんでした。そりゃそうか。


ブラウンの代表作。読みたかったんだけど意外に書店や古書店でみつからず、かといって安易にアマゾンで注文するのもしゃくなのでずっと待っていたら、ついに見つけたので読みました。

編集者のウィンストンはロケットの事故のエネルギーで平行世界に飛ばされる。そこはもとの世界に似ているがどこか世界であり・・・

いわゆる多元宇宙モノの古典的名作。
パラレルワールドもののSFがあたりまえになった今では、そう目新しさは感じないが、解説で筒井先生が書いている通り、一昔前にはこの本はとてつもない衝撃だったに違いない。
平行宇宙があまりにもどぎついいスペースオペラの世界のような(子供の読み物のような)世界であるが、それは単に古いと言うのではなく、周到な仕掛け、であることが終盤で明らかになる。そのときに始めて、タイトルになるほどと唸らされるわけであり、僕もおお、さすがはブラウン・・・と唸り声をあげたのであった。
ラストのオチはなんとなく予測できるが、そこはご愛嬌。

読書

これはゾンビですか?1  はい、魔装少女です (富士見ファンタジア文庫)これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です (富士見ファンタジア文庫)
(2009/01/20)
木村 心一

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最近のラノベは買う前からやれやれ、とため息をつきたくなるくらい背表紙で駄作感ありありであり、いや、だがしかし偏見は良くないもしかしたら面白いかもしれないぞ、と言う性善説に基づいて買って読んでみたらやっぱりやれやれ、とため息を付いて何も信じたくなくなるのです。
そんな1冊
やれやれ

読書

天体の回転について (ハヤカワ文庫 JA コ 3-3)天体の回転について (ハヤカワ文庫 JA コ 3-3)
(2010/09/10)
小林 泰三

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表紙装丁の色使いは綺麗なのに、デザインがもったいないかな、と思う。ラノベ風に強調されすぎていて、一般読者が手を伸ばしにくくなっているように思う。でもまあ、SFは新規読者を求める作りをあんまりしてないから別にいいのか。

小林さんの短編集。
未開の原人?が起動エレベータに乗り込み、ホログラムに恋をする「天橋立」など、基本的に小林さんの得意とするハードSFが並ぶ。
それぞれ面白く読めるが、新鮮味と言う意味では薄く、センス・オブ・ワンダーは感じられなかった。

ただ、色んな理系のたくらみなどは盛り込んであるようなので、計算や証明好きの人はぜひ重箱の隅をつつくように読んでいただきたい。

読書

謎解きはディナーのあとで謎解きはディナーのあとで
(2010/09/02)
東川 篤哉

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まあね。正直いまさらな感じはあるんですが、ここまで売れてるので意地を張るのもよくないと思って買いました。
一番の話題作、「謎解きはディナーのあとで」

いまやどこの書店でもアホかと思うほどにバカ積みしており、東川さんは赤川次郎の再来とまで言われているのだとか。

そんな内容ですが、超お嬢様でありながらなぜか警官をしている麗子が直面した事件を毒舌執事が解決する話。

読んだ感想を正直に言うと、大変がっかりさせられた。
確かに読みやすい。テンポよく面白い。だが、ただそれだけであり、それ以上ではない。連作ではあるが、最終的に一つの大きな物語として、麗子や執事の存在意義が上手く使われているかと言うと、まったくそんなことはない。
お嬢様警官や、毒舌執事、といういわば「キャラクター」としての登場人物にすぎず、そこに描かれているのは「人間」ではない。
普段コミックを読む人なんかに受けが良いと聞くが、その通りで、コミックやラノベの延長線にある小説なのだ。

別段僕は小説に文学を求めるつもりもないし、軽いものを読みたくなることだってあるけれど、僕が憤懣やるかたなく、さらに嘆きと怒りの言葉しかでてこないのは、これが本屋大賞にノミネートされており、最有力候補だということ。
いやしくも本読みのプロのはずであるべき書店員が(含みをこめて)、この程度の本を年度一位に推すなど、恥を知れと言いたい。
この本が悪いのではない。むしろ僕はこの本を得意げに推す書店員に怒りをぶつけたい。
もはや形骸化して利権の塊に成り果てている本屋大賞だが、さすがにここまでレベルが下がってしまったとは思っていなかった。
ちなみに更にがっかりなのは、この本より、新刊の「放課後はミステリーのあとで」の方がおもしろかったことである。

読書

プロ野球 視聴率48.8パーセントのベンチ裏プロ野球 視聴率48.8パーセントのベンチ裏
(2011/03/15)
槙原寛己

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槙原の当たり障りのない裏話エッセイ。

特に衝撃の裏話もなく、小咄程度なので、さらりと読めるが、金額分の価値があるのかは疑問が残る。
文庫ならまあヒマつぶしに読んでも良いかな、くらいの本

読書

どうで死ぬ身の一踊り (講談社文庫)どうで死ぬ身の一踊り (講談社文庫)
(2009/01/15)
西村 賢太

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「苦役列車」の西村さん。
大正時代の作家、藤島清造への執着めいた興味を示す主人公について書かれた私小説。

まあ基本私小説なんで、「苦役列車」とパターンは変わらない。いわば芸人が持ちネタを繰り返すようなもので、ハマればそれだけで面白く読んでしまうし、生理的に受け付けなければ二度と本を取ることはないだろう。

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