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読書とギターとブログと |2010年08月
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読書

フルメタル・パニック!12  ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)
(2010/08/20)
賀東 招二

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車を運転していて、体調悪くてトイレ行きたいところに、前のトラックからよくわからないものが飛び出てきて、マリオカートのバナナか!と思いきや大量のティッシュペーパーで、安心するような、でもいったいどういうたぐいのティッシュペーパーなのかよくわからず、うわぁなんか踏みたくないなぁと蛇行運転とかして避けてみたりする。


書店に行ったら、綿矢りさの新刊がもう出ていて驚く。こないだ雑誌に載ってたとこなのに。
空前のヒットを飛ばした彼女を、今、どれだけの人が覚えていて、手に取るのだろうか。売り上げがとても気になる。


あと、星新一の小説のPOPを初音ミクが書くという体で書かれているPOPを作るセンスというのが、いやあ角川らしいと思った。



フルメタの新刊であり、最終巻。いよいよファンタジアのドル箱も完結。知らんぞ、これから。
典型的な大円談であり、まったくもって予想の範囲内でまぁやっぱりかー、という感じではあるけれど、別にそういう意外性を求める小説ではないから、完璧な終わり方とも言える。
中学生のときから読んでいる本が完結すると、なんか、ちょっとさみしい。
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読書

ワイオミング生まれの宇宙飛行士 宇宙開発SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)ワイオミング生まれの宇宙飛行士 宇宙開発SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)
(2010/07/30)
アーサー・C・クラークスティーヴン・バクスター

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昔自分が作った映像作品が、小さいな劇場で上映してもらえることになった。ささやかなことだけど、少しでも多くの人に作品を見てもらえる、というのは製作者冥利につきるなあ、と心から思いました。
ありがとうございます。
もうちょっと、がんばろうと思います。
もうちょっと、がんばろう。



宇宙開拓がテーマの作品集。どうしてもハードSF風味になるところも苦手な一因なのだが、ちょっと通好みすぎな作品ばかりじゃね?と思う。
あ、でも表題作はすごい面白かった

読書

ぶらんこ乗り (新潮文庫)ぶらんこ乗り (新潮文庫)
(2004/07)
いしい しんじ

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この街を去る前に、高校時代の友人と飲む。某ウイスキーバーは最高の品揃えでありました。
もうちょっと、がんばってみようと思いました。
明日は何があってもお酒は飲まんぞ


いしいしんじの名作。
これはすごいぞ。ほんとにすごいぞ

読書

やくみつるの昆虫図鑑やくみつるの昆虫図鑑
(2009/07)
やく みつる

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やくさんが近所に現れる虫を紹介する。
案外ふつう

読書

グリーン・レクイエム (講談社文庫)グリーン・レクイエム (講談社文庫)
(1983/10)
新井 素子

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メロンにウイスキーをたらす、というのはなかなか新鮮で美味しいものでした。


そして僕は、「いい人」という生き物が大嫌いなのです。
みんな不幸になってしまえ。
ヴぁーか
明日も飲み会かよう・・・明後日も・・・



新井さんの名作。新井さんと村上春樹の文体は真似られるようで、とても難しい。

読書

わが名はコンラッド (ハヤカワ文庫 SF 178)わが名はコンラッド (ハヤカワ文庫 SF 178)
(1975/12)
ロジャー・ゼラズニイ

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引越し準備って、こんなに大変なのか。てか、本だけでダンボールがなかなかの数になって閉口する。
来週にはウチはダンボールハウスになることでしょう。



ゼラズニイの名作。雰囲気が「地球の長い午後」とかと似ていて、わかりやすいニューウェーブの形だなあ、と思う。
かなりクセがある本で、ゼリフ回しがまるで戯曲を見ているかのよう。芝居がかった台詞回しと、セリフをどんどん重ねていく本は、SFでは初めてと言っていいくらいで、最初は少し面食らいました。
ただ、慣れてくるとこのクセが味になって、読み進めていけるわけです。


不死の男、コンラッドがまぁなんか結果的に地球を救う感じ。


実はこのクセのある文章があるからこそ、成立する作品だとも言える。
なんか良く分からないけど、すごいような気がするー、みたいな本です。

読書

虫のつぶやき聞こえたよ (白水Uブックス)虫のつぶやき聞こえたよ (白水Uブックス)
(1994/09)
澤口 たまみ

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オオミズアオって素敵だよね

読書

凍月 (ハヤカワ文庫SF)凍月 (ハヤカワ文庫SF)
(1998/08)
グレッグ ベア

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久しぶりに家でゆっくりできる。
だから、僕は一人が好きなんだって言ってるのに。
こんな人嫌いな僕をそっとしておいてあげてください。僕には本があればそれで良いんです。
ハヤカワSFとか河出文庫について飲もう、ってんなら喜んで行きますよ。


ベアの本。
なんか月コロニーでよくわかんないシステムを開発中のとこに、冷凍保存された死体がもちこまれて、そうだこの死体の脳みそからデータを吸い出したらすごいことになるんじゃね?とか思ってしまってえらいことになった、という話。
まぁ、ざっくりとそんな感じ。


正直、あまりとくに期待せずに読んだんだけど、思ってたはるか斜め上に面白かった。設定から、オカルトちっくな話かと思いきや、脳みそとかシステムとか実はどうでもよくて、それらを取り巻く月コロニーの自治などの政治的駆け引きがスリリングでとても面白い。そこに主人公の成長譚が組み込まれていて、ストーリーテリングの上手さはハインラインやビジョルドなんかを彷彿とさせる。


読み終わって、おおう、これ面白いじゃんと思ったら、星雲賞をとってたんですね。納得。

読書

ダーティペアの大復活―ダーティペア・シリーズ〈5〉 (ハヤカワ文庫JA)ダーティペアの大復活―ダーティペア・シリーズ〈5〉 (ハヤカワ文庫JA)
(2007/01)
高千穂 遙

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ちょっと悪ノリがすぎた感は否めないなー

読書

西城秀樹のおかげです (ハヤカワ文庫 JA)西城秀樹のおかげです (ハヤカワ文庫 JA)
(2004/11/09)
森 奈津子

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日本SF大賞候補になった「西城秀樹のおかげです」
謎のウイルスで人が死滅した東京に生き残った二人は、巨漢でナルシストの女性とドラアグ・クイーンの男性。
その二人の共通点は西城秀樹のヤングマンを聞いていたということ・・・


本人もバイセクシャルだと公言している森奈津子。彼女の作品は笑いとエロスに満ち溢れている。
ここまでバカバカしい作品は久しぶりに読んだなあ、という印象。でもとても嫌味でないバカバカしさであり、昨今のライトノベルのような単なるバカじゃなくて、豊田さんや梶尾さんのようなセンスと知性のあるバカバカしさにとても近い。

最近は日本のSFもめっきりと高尚になって、バカっぽいSFなんて田中啓文くらいしかいないような気もするけれど、こういうバカっぽい作品は僕、大好きなんです。

読書

ダーティペアの大脱走 (ハヤカワ文庫JA―ダーティペア・シリーズ)ダーティペアの大脱走 (ハヤカワ文庫JA―ダーティペア・シリーズ)
(1995/07)
高千穂 遙

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あなどるなかれ
サスペンス・ミステリーとしてとっても面白い本

読書

夏への扉[新訳版]夏への扉[新訳版]
(2009/08/07)
ロバート・A・ハインライン

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先に言っておくのですが、僕は「夏への扉」があまり好きではありません。

最後に主人公が結ばれる女性は姪っ子で、それは恋人に騙されて振られたから、ということで主人公自身が昔から好きだったわけではなく、あまりにも軽すぎる。それなら序盤でもうちょっと姪っ子についての描写が欲しい。
時代的に仕方ないとはいえ、コニーウィリスほどきっちり説明の無いタイムトリップに関しては、もうちょいガンバレよと思う。
夏への扉って実は本編とはほとんど関係なく、もっと「扉」を小道具として上手く使えたはず
そもそも、なんてご都合主義


色々とアラを探すことが出来て、個人的にはうーんという感じなのですが、今回、「アルジャーノンに花束を」の小尾さんの訳で新発売ということで、もしかしたら新訳なら僕も好きになれるかもしれない、と思って買いました。というか、装丁がスゴイ良くて買いました。


結論としては、やっぱり僕はそんなに好きではない、ということ。
そりゃ新訳とはいえ、中身が変わるわけじゃないんだから当然か。
ただ、所々の単語が、昔の福島さん訳に比べて洗練されているのはよかったなぁ、と。古い訳の「女中」という言葉はいまは使えるのだろうか。


何度も書くが、僕はあまり好きではない「夏への扉」
でも、あくまで「あまり」であって、どれだけ都合が良くても、その都合の良さ、というのは時に心地よいし、爽やかなラストというのは、やはり夏に読むべき気持ちよさがあるのも事実だと思います。
あと、猫がいいよね。


結局、僕の持論を裏付けるわけだけど、なんだかんだ言いながら、多くの人は王道のハッピーエンド作品を好むのであり、だからこそ、この作品がSFのオールタイムベストの王者なのだと思います。
そして、そこから考えるとある程度のものなら、確実に好評を得られるストーリーの公式というのは確かに存在するのだと思うわけです。
もちろんそこにアイディアや独創性や描写力などが必要になるわけだけど、つまるところは全て構造主義に還元されるのである、という結論。


それにしても、これは装丁がずるい

読書

ダーティペアの大乱戦 (ハヤカワ文庫JA―ダーティペア・シリーズ)ダーティペアの大乱戦 (ハヤカワ文庫JA―ダーティペア・シリーズ)
(1989/08)
高千穂 遙

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面白いです。

それにしても、ザンボット3とかクラッシャージョウとかもそうだけど、謎の四角いボタンのついたジャケットデザインというのは、安彦さんの好みなのだろうか。

読書

アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)
(1999/10)
ダニエル キイス

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両国の「大昆虫博」に行って来ました。なかなかに面白かったです。虫って面白いですよね。


有名すぎる作品「アルジャーノンに花束を」
これもパロディなどはよく読むんですが、原作は未読なので、読みました。


もう僕に言えることなど無く、ただ圧倒。

読書

モロー博士の島 (創元SF文庫)モロー博士の島 (創元SF文庫)
(1996/09)
H.G. ウェルズ

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あまりにも有名なモロー博士の島
パロディやオマージュはよく読むんだけど、そういえば原作読んでねえやと思って買った。


モロー博士が生体実験で作り上げたキメラが跋扈する島で、キメラと人間との危ういバランスが崩壊する・・・


こういうおどろおどろしい系(ラヴクラフトやミニヴェルとか)の元祖だよなーと思いながら読みました
SFでありつつ、ミステリーにも限りなく近いよね、こういうの

読書

ダーティペア 独裁者の遺産―ダーティペア・シリーズ外伝 (ハヤカワ文庫JA)ダーティペア 独裁者の遺産―ダーティペア・シリーズ外伝 (ハヤカワ文庫JA)
(2001/01)
高千穂 遙

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時々ユリとケイに会いたくなります。
ダーティペアの外伝。ルーキー時代の事件で、ペットとのムギとの出会いが描かれる。いわばエピソード0
うん。おもしろかった

読書

ヘミングウェイごっこ (ハヤカワ文庫SF)ヘミングウェイごっこ (ハヤカワ文庫SF)
(2009/02)
ジョー ホールドマン

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「終わりなき戦い」で有名なホールドマンもう一つの名作。


ヘミングウェイの消えた原稿の贋作を作って金儲けをたくらむ詐欺師と学者夫婦。ところがそこにヘミングウェイが現れ・・・


序盤の贋作作りの計画を立てているあたりは上質なミステリー。それが急に時間SFの展開になり、最後はニューウェーブ。
ラストで急に良く分からない展開になるんだけど、多元宇宙と時間を行き来する目まぐるしさは気持ちいい。
終わらせ方は賛否あるだろうけど、なんだかんだ面白かったです。

読書

グリュフォンの卵 (ハヤカワ文庫SF)グリュフォンの卵 (ハヤカワ文庫SF)
(2006/04)
マイクル スワンウィック

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なんかもう色んな人にありがとうと言いたい。年をとると涙もろくなります。


スワンウィックの短編集。色んな賞を受賞した短編が収められていて、まさに名品。

時々口に合わないのもあるんだけど「世界の縁にて」とか、時々どきっとするような作品が収められていたりする。
「ティラノサウルスのスケルツォ」とかはタイムスリップもの。オチが読めるといえばそれまでだけど、手堅くて王道なのは好きです。
「時の軍勢」とかは変な未来世界の言葉が印象的。「あくばんぐ!あくばんぐ!」とかは椎名誠の擬音語や、ガンツとかを思い出させる

読書

SFはこれを読め! (ちくまプリマー新書)SFはこれを読め! (ちくまプリマー新書)
(2008/04)
谷岡 一郎

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別の来年の新人がなんかまぁ特殊ルートらしいと聞いても、もうはいはい、って感じ。最近は腹立てるより、むしろそのハンデレースを勝ち抜いた自分をとっても褒めてあげたい。僕ってすげえな。
本読みまくってやるから、覚えてろよ。


谷岡さんは大阪商業大学の学長らしいですが、その谷岡さんが授業で「SF入門」みたいなことをやったらしく、その授業のまとめみたいな本。
毎回テーマ本があり、それに関係する本の紹介などがある。

紹介されている本のほとんどを読了していて、我ながらそれなりにSF好きと言えるくらいにはなったかな、と少し思った。

読書

少年探偵と4つの謎 (角川つばさ文庫)少年探偵と4つの謎 (角川つばさ文庫)
(2010/03/15)
はやみね かおる

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ま、色々あっても、やっぱり好きなことを仕事にできている、というのは踏ん張りになります。そして幸せなことだと思います。
僕には本が全てなんです。


有名どころの児童書作家を集めたオムニバス。豪華な顔ぶれはさすが角川といったところ。
せっかくのオムニバスなのに、それぞれが断絶してて、おいおい、と思う。少しでも連作風にしとけばおもしろかったのに。
とりあえず、はやみね先生以外は微妙でうーん。
赤川次郎は腕落ちたなー

たとえ何も無くても、僕は誰よりも圧倒的に本を読んできたという自負と自信がある。
それは原点であり、最強の剣となる。
僕にはまだ戦い抜く為の武器があるではないか。
磨ぎ、鍛え、ひたすらに努力しろ。信じられるのは自分の努力だけだ。
まだ、負けたわけじゃない。
コネや運や色んなものをねじ伏せる力を持て。


どうでおいいけど、なんか鬱になってても、可愛いメガネっ娘の書店員さんと話すと、なんか全部どうでもいいかなぁ、と思えるこの現金主義

読書

小学五年生 (文春文庫)小学五年生 (文春文庫)
(2009/12/04)
重松 清

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そうかー。チートは同期だけじゃなくて、後輩もなのかー。むしろ後輩はチートじゃなくてシードだ。
なんで僕が内定を貰えたのか心底不思議で仕方が無い。新手の嫌がらせか?
社会に出て分かったことは、結局この世に公平性なんて関係なく、コネやお金や地位や色んなものを持っているものが圧倒的に有利だということ。それでも下位とはいえ挑戦権があるだけ僕はまだマシなんだろうなぁ。
裕福な家庭は潤沢にお金を使って良い大学に行き、良い会社に入った後は親と学校のコネもろもろを活かして有利に過ごす。貧乏人はたとえ会社に入っても、そこで理不尽な差をつけられてしまう。
フェアなものなんて何も無い。お金だったり、コネだったり、運だったり、容姿だったり、色々な不確定な不平等な要素によってこの社会は構成されている。
それを自覚して、唇を血がにじむほど噛み締めて、何も持たぬものは戦いを挑まなければいけない。
持ちうるものの何倍も努力しなければならない。ちくしょう。ちくしょう
学生サークルがいかに善意の組織であったかが今ならよく分かる。
社会において善意なんて欺瞞だ。
色んな意味で、社会はサークルほど甘くは無いと心底思う。くそったれめ


重松先生の掌編小説集。
全ての作品の主人公が小学5年生の男の子。
切なく、甘く、懐かしい空気でいっぱいの作品。時々ヌルイ作品もあるけど、まったりと読める。
電車とかで読むのにちょうどいい本

読書

そばかすのフィギュア (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4)そばかすのフィギュア (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4)
(2007/09/21)
菅 浩江

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昔、産経新聞に秋元康が「象の背中」という小説を連載していて、確か映画化もされたような。その小説というのが、ガンで余命を宣告された男が残りの時間で遣り残したことを好き放題やりまくるという話で、毎回毎回好きなもん買ったり美味しいもの食べたりするだけで話が終わり、読んでた当時はぎゃーす、と叫んでいたんだけど、今になってその気持ちが少しだけ分かります。
なんだがこの古本屋と本屋に行けるのもあと少しかー、と思うと急に切なくなって、大量に本を買ってしまったんだけど、なんで荷物を増やすようなことをしたんだと反省。
もう今月は気にせずお金使うぞー


菅さんの初期作品集。星雲賞の表題作やデビュー作なんかも載っている。
全体的に女性らしい柔らかいタッチと、手堅い構成で、素晴らしい作品ばかりでした。落ち着いてさらりと読め、なんとなく安心します。
新井素子とかもそうだけど、こういう繊細さってやっぱり男性作家には出せないなぁと思うわけです。

読書

グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
(2006/09)
飛 浩隆

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学生時代に通っていた喫茶店に久しぶりに足を向ける。変わらぬ景色と変わらぬ味に、一瞬、まだ学生なのではないかと錯覚すら覚えてしまう。
僕の青春時代は確かにここにあったのだ。この、真っ赤なミートソースと熱々のカツの中にあったのだ。
卒業したときには特に沸かなかった感慨が、今になって胸からあふれ出す。
僕にとって、青春の終わりとは卒業ではなく、この街を去ることなのだろう。急に老いた気がした。初めて大人になった、なってしまったのだと感じた。いつか余命を宣告されたとき、この時に似た思いを僕は抱くのだろうか。
いつものように「ごちそうさま」と言って、僕は店を去る。
また、いつか。



飛さんの長編であり、いまや彼の代表作であるグラン・ヴァカンス。


廃棄された仮想のリゾート。そこにはAIがゲストの人間を楽しませるために、いつまでも永遠の夏を過ごし続けている。
そんなリゾートにあるひ災禍が訪れる。


この作品を一言で表すなら、「傑作」としか言いようが無く、久しぶりに体震える本を読ませてもらいました。
設定、展開、魅力的なキャラクター、散りばめられた謎、さりげない批判。あらゆるものが緻密に計算され、そっと織り上げられている。
興奮と共に、これは書けない、という絶望を味わいすらする。
ありがとう。ありがとう。
なんというか、語るに足る言葉を僕は持ち合わせていない。ただ、ありがとう。

読書

冲方式ストーリー創作塾冲方式ストーリー創作塾
(2005/06/02)
冲方 丁

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うーん。微妙、かな
製作過程を書いたエッセイと思えばまあまあ

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