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読書とギターとブログと |2010年07月
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読書

モマの火星探検記モマの火星探検記
(2009/10/09)
毛利 衛

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小さい頃の夢は宇宙飛行士でした。宇宙に向かう毛利さんの姿がとても素敵で、必死にテレビを見たものです。


そんな毛利さんの書いたSF。
正直、文章とか、展開のしかたとかはそんなに上手くない。児童書みたいな体だけど、内容としては子供には難しいし字も小さくて、読者層が曖昧になっているきらいもある。
でも、随所に漂う迫力とリアリティ。筆力ではなく、筆の向こうから漂う希薄めいたものは、やはり本物の宇宙を体験した人にしか持ち得ない確かな力なのだろう。


もっと内容を柔らかくして、宇宙へのロマン溢れる本を書いたらきっと良い本になったのに。残念。
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読書

フシギ伝染 (YA!フロンティア)フシギ伝染 (YA!フロンティア)
(2007/05)
板橋 雅弘

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伝染していく奇怪な事件。
面白いけど、もっとヒネれる気もした

読書

ハイブリッド・チャイルド (ハヤカワ文庫JA)ハイブリッド・チャイルド (ハヤカワ文庫JA)
(1993/09)
大原 まり子

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女性らしいなあ

読書

象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)
(2004/09/08)
飛 浩隆

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人間なんてみんな滅んでゴキブリとネズミが跋扈する世界にはやくなればいいのにと思っているこの頃ですが、今日は仕事帰りに懐かしい人に2人立て続けに偶然会って、まぁ人間も捨てたもんじゃあないな、とちょっぴり思う。我ながら病んでるなあ。


グラン・ヴァカンスで名前を上げた飛さん。今の日本SFを引っ張る独りだといえましょう。そんな飛さんの短編集。

「デュオ」は体が繋がっている双子ピアニストをめぐる話。音の描写などを始め、うーむ、うまいと唸らされる。
表題作の「象られた力」なんかは「虐殺器官」を髣髴とさせる無意識の力みたいなもの話。急に超展開になる感は否めないが面白かったです。

個人的には円城さんや伊藤さんの量子SF系は苦手なので、こういうストーリー重視のSFはかなり肌に合いました。

読書

犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎
(2004/04/17)
コニー・ウィリス

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09年の日本SFの傑作集&第一回創元SF短編新人賞作を収めた「量子回廊」。今日配本ということで買ってきました。
新人賞の「あがり」だけ先に読みましたが、かなり手堅い作品でした。面白いけど、小ぶりなイメージで少し残念。
詳しくは全部読んでから書きます。


コニー・ウィリスの代表作。500ページを越えるボリュームで、久しぶりに読み応えのある本でした。

タイムトラベルとそこからなるパラドックスと、自己修復のカオス理論をテーマにしたSFミステリー。テンポとリズムがバツグンの作品で、スピード感溢れる作品。
トラブルとタイムトラベルの連続でかく乱されるけど、実は作品の核は骨太で、王道だったりする。構造主義ばんざい。
それにしてもセリフのセンスが抜群だなぁ


タイムトラベルと、タイトルから分かるように動物を作品の中心に沿えているあたり、ハインラインの「夏への扉」を思い出してしまうし、たぶん意識したんじゃないかな。作中の犬と猫がすごい可愛いんです。
ガッツリ系の本ですが、その労力と時間に見あうだけの傑作。さすがです。

読書

床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)
(2000/09)
メアリー ノートン

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ユーウツ。ゆーうつ。憂鬱。yuutu へっへっへ


賛否もろもろのアリエッティの原作本。だいたいアリエッティの話の流れは読めた。


昔ながらの海外児童文学といった感じで、正直読みにくかったりする。
児童書の中ではバカ売れしてるけど、そこまで売れるほどの本か?ていうか今の子供達にはこれキツくない? とか思ったけれど、まぁ今の世の中売れるモノとは所詮はそんなものなのよねー、とじみじみ思ってページを閉じる。
面白いものが売れるんじゃなくて、話題性のあるものが売れるんです。でも「月の恋人」はぜんぜん売れなかったという不思議。

読書

NOVA 2---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)NOVA 2---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)
(2010/07/02)
東 浩紀恩田 陸

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あー。山崎パン工場で働きたいなー


日本SF書き下ろしアンソロジー第二弾。
前回の1作目は面白かったんだけど、新鮮味が無かったのも事実で、作家陣がSFの有名どころということは逆に内容も推測しやすくなってしまうわけで。だから前書きで書いていた、「前作は守りに入っていた」というっ記述には僕も深く頷いてしまった。
そして攻めに回ったという今回は、攻めるわ攻めるわぐいぐい押した作品ばかりで、めちゃくちゃ面白かった。
これってSF?とか細かいことは抜きにして、SFというジャンルの幅広さと可能性を再確認できたし、そういう意味で個々の作品の幅もかなり色んな角度から書かれたものが多く、傑作選、と銘打ってもおかしくないくらいの出来だったと言えよう。


津原泰水の「五色の舟」はかなりの名作。異形の怪物「くだん」をテーマにしており、そうなると小松左京の「くだんのはは」が当然、頭に浮かぶわけだけど、それに勝るとも劣らぬ一品に仕上がっている。異端文学とも読めるけど、展開的にはやっぱSFかな。


恩田陸の「東京の日記」は大御所らしく、さすが、と唸らされる。パラレル世界化未来の姿か。今とは変わった東京の姿を外国人が日記の形で綴る。この設定だけで、参りました、と言いたくなる。すごい面白い。


一番驚かされたのは東浩紀の「クリュセの魚」
こないだ東さんが小説書いて三島賞貰ったのは知ってたけど、古来より批評家は小説家になれないという伝統があるわけで、その作品にはなんとなく懐疑を抱いていたんだけど、この短編を読んで、すんませんでしたと謝りました。
ゼロ年代の日本SFらしい短編に仕上がっており、面白かったです。



もしかしたら、どれか星雲賞の短編部門にノミネートされるかもね、と言いたくなる素晴らしい本でした。SF好きはぜひお買い上げあれ。

読書

NOVA 1---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫 お 20-1 書き下ろし日本SFコレクション)NOVA 1---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫 お 20-1 書き下ろし日本SFコレクション)
(2009/12/04)
伊藤 計劃円城 塔

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書き下ろしの日本SFアンソロジー


豪華な作家のラインナップから、手堅く面白い。
円城塔のスペースオペラがあってわくわくしたけど、どうやっても結局は円城節かー、と安心するような、がっかりするような。
伊藤ケイカクさんの新作プロローグが載ってるんだけど、バツグンに面白くて、改めてその死を悼みました。

読書

獣の奏者(1) (講談社青い鳥文庫)獣の奏者(1) (講談社青い鳥文庫)
(2008/11/14)
上橋 菜穂子武本 糸会

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SFは大好きなのに、ファンタジーってあんまり好きではなくて、「十二国記」とからへんもうーん、という感じなんだけど、まぁさすがに読んどかんとあかんかな、ということで。

感想として、すごい面白い。世界観とかくどくど語らないからかもしれないけど、さすが名作だけあるな、と思いました。

続巻を借りようと図書館に行ったら、全部貸し出し中。1週間前にはあったのにー

読書

エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))
(1987/11)
オースン・スコット・カード野口 幸夫

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もっと本を読まなければいけない。僕が勝ち残るには、誰よりも圧倒的な読書量を持たなければいけない。もっと、本を。


スコットカードの代表作。「エンダーのゲーム」
天才児エンダーが艦隊の司令官となるべく教育され、成長していく物語。持ち前の才を生かしてトラブルを乗り越え、徐々に成長していく様はビジョルドのマイルズシリーズに似ている。
兄弟の設定が生かされているような生かされていないような、という感じだけど、無いと物足りないからまぁ良いんじゃないだろうか。
細部でなんかよくわかんないところはあったけど、なんか許してしまうような本。


それにしても、SFにおける異星人とは、どうして昆虫型が多いんだろう。「雪風」しかり「宇宙の戦士」しかり。
別にクラゲ型とかナマコ型でも良いのに。

読書

ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを (ハヤカワ文庫 SF 464)ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを (ハヤカワ文庫 SF 464)
(1982/02)
カート・ヴォネガット・ジュニア

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疲れた・・・


大好きヴォネガット先生の本。
相変わらずとてもシニカルで、ユーモアに満ちた文章は、ヴォネガッドと浅倉さんの訳のコラボレーション無しには成立しない。

読書

未踏の時代 (日本SFを築いた男の回想録) (ハヤカワ文庫JA)未踏の時代 (日本SFを築いた男の回想録) (ハヤカワ文庫JA)
(2009/12/10)
福島 正実

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ていうか、お菓子好きの人がお菓子やさんを営んじゃいけないように、本好きに書店を回らせる仕事させたらあかんって。
あっ、こんな新刊が!ていうか河出の「NOVA2」は今日配本か!とか気付いちゃって、そりゃ買うしかないヤン!てなってまうやん。
買ったがな。
たぶん、今月末の創元の日本SF傑作選09版のヤツも配本日に見つけて買っちゃうぞ。SF高いぞ。お金飛んでくぞ


伝説のSF編集者、福島正美。彼がいなければ日本においてSFは定着しなかったろうし、今日の隆盛はありえなかった。
そんな彼の未完の回想録をまとめた本。


どれだけSFに情熱と人生を捧げ、愛していたか。そのために全力でぶつかっていたか。こんな本を読むと、編集者とは何か。本を作るとは何か、ということを改めて考えさせられる。
文章から見えてくる、痛々しいほどのSFへの愛にはなんだか胸がとてもいっぱいになる。

福島さんの情熱に対して、彼の晩年はあまりにも切ないとしか言いようが無いけれど、それも一つのあるべき流れだったのかもしれない、とも思う。それはちょうど子供が親から旅立つように。福島さんの手を離れることで、日本SFは確立できたのかもしれない。
逆にそう考えなければ、福島さんがあまりにも報われない。

伝説の編集者、福島正美。なんか色々と泣きそうになる、そんな素晴らしい本でした。

読書

引き出しの中の家 (ノベルズ・エクスプレス)引き出しの中の家 (ノベルズ・エクスプレス)
(2010/03/02)
朽木 祥

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普通に面白かったです。


「床下の小人たち」がバカみたいに売れてるけど、こっちの方が読みやすいし、感情移入もしやすいんじゃないかな。
 というか「床下の小人たち」って典型的名海外児童文学だから、普通の人は読みにくいぞ


メディア効果を思い知ると共に、まぁ売れる売れないなんてそんなもんだと感じました。

読書

三日月少年漂流記 (河出文庫―BUNGEI Collection)三日月少年漂流記 (河出文庫―BUNGEI Collection)
(1993/01)
長野 まゆみ

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休日を全て家に引きこもって(図書館や多少の外出などはあるが)ひたすらに本を読む、という行為は僕にとってなによりの至福の時であり、ここのところノイローゼ気味の精神を癒してくれる。
ひたすらに、ひたすらに。自分の体の細胞が言葉で構成されているのではないかと思われるほどに沈溺すると、色んなことを忘れて、子供の頃に戻れるような気がする。そう、図書館の片隅で朝から晩までキラキラした目で本を読んでいたあの頃に。


久しぶりに長野まゆみ読みたいなー、と思って借りてきた本。

こうした独特の世界観をもっている作家は好き嫌いこそあれ、やはり根強い支持があるし、さすがだなーと思います。
相変わらず宮沢賢治ぽい作風は健在で、瓦斯灯だとかそういう言葉に妙な背徳感と高揚感を覚えました。

博物館に飾っていた三日月少年の人形が脱走した。それを探して少年二人が旅に出る。

別にドラマツルギーやテーマ性があるわけでもなく、主人公の成長だとかそんなものはなくて、ラストもあやふやに終わるんだけど、そのあやふやさがまるで満ち引きする波音を静かに聴いているような心地よい浮遊感を感じさせてくれる。あるいはクラシック(ピアノソナタ系)を聞きながらうたた寝しているような。

何も無い。けれど、何かがある。時々妙に読みたくなる力を持った不思議な作品

読書

DIVE!!(4) コンクリートドラゴンDIVE!!(4) コンクリートドラゴン
(2002/08/08)
森 絵都

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2巻まで読んであまりにも続きがきになったので、朝から図書館へ。この3連休、毎日図書館に行ってるなぁ。

3・4巻を借りてきていっきに読みました。
最後までぐいぐい引っ張られ、久しぶりに良い読後感を味わいました。一瞬、過去に戻ってスポーツに打ち込みたくなったw

最終的に主人公が美味しいところを全部持っていくわけで、ヒーロー物の王道の展開に思わず心躍らせてしまう。それだけでなく、ライバル達の心情模様。孤独との戦い、才能に恵まれない者。色んな側面がしっかりと書き込まれていて、さらりと読ませるだけでなく、きちんとした太い芯があり、おみごと、といった所でした。

「カラフル」とかも手堅くおもしろかったけど、これは誉れ高いだけあって素晴らしい完成度のスポーツ小説でした。

読書

DIVE!!(3) SSスペシャル’99DIVE!!(3) SSスペシャル’99
(2001/07/18)
森 絵都

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うむ。面白い

読書

NO.6♯1 (講談社文庫)NO.6♯1 (講談社文庫)
(2006/10/14)
あさの あつこ

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あさのあつこの人気シリーズ1作目。

全てが綺麗に整えられ、安定した暮らしを享受していた生活に、ある日ほころびが訪れる。
理想のユートピア社会が管理社会との表裏一体で、その秩序から抜けたとたんに社会が敵になる、という流れはどこかで聞いたことがある、というかよくあるSFに近いというか。

謎の人間に寄生するハチだとかそういうの読むと、「寄生獣」やさいとうたかおの「サバイバル」の世界を思い出す。

読書

そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノ-ト (講談社 青い鳥文庫)そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノ-ト (講談社 青い鳥文庫)
(1994/02/15)
はやみね かおる

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夢水シリーズ1巻目

推理小説でありながらも、人が死なず、子供への愛で満ちているのが本当に素晴らしいと思う。
子供向けのミステリーとはかくあるべき

読書

フルメタル・パニック!11  ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)
(2010/07/17)
賀東 招二

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発売日当日(今日)にさっそく買ってきた。やっぱどこも平台だよねー。初版でどれくらい刷ってるんだろう。こういう売れ筋本で配本がない書店はキレるだろうなぁ

僕が中学生のときから続いたフルメタもいよいよ次で完結かー、とか思うとなんかしみじみと時代の流れを感じます。フルメタ全盛期のライトノベルが一番健全だったなぁ

だいぶSFというかオカルトというか、そんな感じになってきたフルメタですが、正直これしか終わらせ方がないだろうと予測していたラストにだいぶ近づいてきて、やっぱりなー、と。
僕の予想以上に大円談で終わらせそうで、嬉しいやらがっかりやら。

下巻は来月20日発売。一つの時代が終わるのだなあ、と思いました。

読書

DIVE!!(2)-第2部 スワンダイブ- (講談社青い鳥文庫)DIVE!!(2)-第2部 スワンダイブ- (講談社青い鳥文庫)
(2009/10/16)
森 絵都

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うわあ、2巻目も面白いなあ。いいとこで終わるなあ。くそー

どうでもいいけど、主人公は双子の弟に彼女を寝取られて、それで吹っ切れる的な話があるんだけど、弟がそれ以降全然出てこなくて、寝取るためだけのキャラだったのかー、と少しかわいそうになる。

読書

ほらふき男爵の冒険ほらふき男爵の冒険
(2007/07)
斉藤 洋

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斉藤さんのとぼけた語り口がとてもよく合う。

久しぶりに読んだら、思わず「そんなアホな!」と突っ込みそうになってしまう。さすがほら男爵

読書

DIVE!!(1)-第1部 前宙返り三回半抱え型- (講談社青い鳥文庫)DIVE!!(1)-第1部 前宙返り三回半抱え型- (講談社青い鳥文庫)
(2009/07/16)
森 絵都

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面白いなあ、ちくしょう。
森絵都の名作青春小説。飛び込みをテーマとした典型的なスポコン小説だが、見事にポイントを抑えてあり、ぐいぐいと読ませられる。純粋に面白い。

主人公は天賦の才を持った少年。結局は貴種かよ、と思いつつも、そうした才能という響きにはいまだに憧れと虚しさを感じてしまう。

たとえ鷹の目を持っていても、獲物を捕らえる牙を持たなければ意味が無い。この年になると、ちょっと切なくなりました。
結局、勇者だとかヒーローだとかそうしたものに子供が夢中になるのは、自分もそうした貴種の一人かもしれない、という夢と願望を抱ける未来があるからなのでしょう。
ああ

読書

ジェイクをさがして (ハヤカワ文庫SF)ジェイクをさがして (ハヤカワ文庫SF)
(2010/06/30)
チャイナ ミエヴィル

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最近出たばかりのハヤカワの新刊。初めて聞いた作者さんです。でもローカス賞とか海外の有名どころの賞は結構取ってらっしゃる。

全体的にホラー臭の漂う作品集。異形のものが出たりと、ラヴクラフトを意識したタイプのSF。どちらかというとオカルトに近いミステリー寄りかもしれない。
特徴としては結末を描かないこと。読者に全てを委ねる書き方は、下手にすると単純によくわからない作品になってしまうけれど、きちんと読後の余韻の広がりを感じさせる手腕はさすが。

あらゆるものに著作権がついてクリスマスを祝うことすら出来なくなった世界をユーモアに描いた作品とか面白かったけど、個人的には表題作「ジェイクを探して」が妙に胸に残りました。
奇妙な味のある作品。

久しぶりにこういう作家を読んだ気がします。案外いそうでいないタイプの作家かもしれない。

大好きだった、つかこうへいさんが亡くなられてかなりショックを受けていたところに、J・P・ホーガンが亡くなったニュースを見て更にショック。
ああ・・・
 
書店を回っていると、先日出たばかりのブラッドベリの「新訳 火星年代記」とハインラインの「新訳 夏への扉」が気になって仕方が無い。
あこぎな商売をされているのは分かっているけど、それでも買いたくなるのがファンなのです。
「夏への扉」はもともとそこまで好きじゃないんだけどジャケットが素敵。
「火星年代記」はそのうちたぶん買う

読書

ウルは空色魔女(1)  はじめての魔法クッキー (角川つばさ文庫)ウルは空色魔女(1) はじめての魔法クッキー (角川つばさ文庫)
(2009/03/03)
あさの ますみ

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最近思うけど、僕ってそもそも人間が嫌いな気がするぞ。
誰とも話さずに一日中お刺身にタンポポを載せつづける仕事の方が性にあっているように思う。9時5時きっかりに終わって手取り18万ならだんぜん転職しても良いなあ

角川つばさ文庫。あさのますみさんは某声優の同姓同名・・・ではなく、浅野真澄御本人。人気職業を二つかけもちなんてすごいよねえ。
最初は知名度での落下傘作家かと思ってたら、「おひさま」できちんと賞を取ってらっしゃるらしく、正直舐めてたと反省。
母親を亡くした女の子のとこにダメ魔法少女が来て・・・という定番スタイル。内容も定番どおりで、ある意味手堅く、ある意味まったく新しさに欠ける作品でした。椎名優のイラストがかなりズルい。
もっと上手く出来るところや、物足りないところとか正直あるけど、まあいいんじゃない?って感じの作品でした。

読書

亡霊は夜歩く 名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫―名探偵夢水清志郎事件ノート)亡霊は夜歩く 名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫―名探偵夢水清志郎事件ノート)
(1994/12/15)
はやみね かおる

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ブックフェアは面白いですねー。初めて行きましたが(仕事で)、色んな版元が2割引で本を売ってたり、作家さんがサイン会やってたり、一日楽しめるイベントで、もっと早く行けば良かったと思いました。ちゃっかり僕もサインを貰ったり。
ハヤカワとか東京創元とかは出てませんでしたが、河出が頑張ってて、文庫を購入。NOVA2は売り切れかー
奇想コレクションを纏め買いしそうになる右手を必死で抑え。


青い鳥はロングラン作品がやっぱり強いんですよねー。はやみね先生のミステリーシリーズ2巻目。
夢水シリーズは初めて読みましたが、いやはや、さすがに面白いですね。テンポよく、きちんと組まれたミステリーで、かつテーマ性も持っていて、文句なし!という感じでした。
こういう本が売れるのはもっともだし、こういう本を子供たちは読むべきだし、お母さんは買ってあげるべきなのです。

読書

日本辺境論 (新潮新書)日本辺境論 (新潮新書)
(2009/11)
内田 樹

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ホテルの有料チャンネルが視聴しほうだいで、その中に小向美奈子のロック座公園のDVDがあって、やったね、これでロック座行かなくてもいいじゃん!と思って見ようとしたらサーバー落ちで見れないというオチ。
他の作品は見れたから、もしかして泊まってるサラリーマンがみんな見ようとしたんじゃないかと思ったり。

あと、「耳をすませば」って登場人物の設定を10歳くらい底上げしたら、急にダメダメなコメディになって、独りでけたけた笑いながら汚れちまったなぁと悲しくなる。
でも雫はやっぱり20代後半になっても、「私、小説を書く!」と言ってニートをやっている気がしてならない。「大丈夫、雫には才能があるもの」と言ってる親友の女の子は幸せな生活を送っていて、だんだんと優越感と哀れみに満ちた発言になってくる心情描写がミソ。うひひひ


新書大賞の本。作者が言わんとしていることは、日本人は空気を大事にする民族である、というそれだけの話で、別に目新しいことがあるわけでもなく、がっかり。
ただまぁ、その他の小ネタ等がそこそこ面白い。まぁ新書大賞取るほどかー?、というのが正直な感想。

読書

妖怪アパートの幽雅な日常3 (講談社文庫)妖怪アパートの幽雅な日常3 (講談社文庫)
(2009/12/15)
香月 日輪

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書店の店長さんと話していて、「SFと乱歩、ルパンとかって購買層が同じなんですよねー」と言われてなるほどー、と思う。
いわゆる第一次SFブーム(高千穂さんや梶尾さんなど)の時代の人と、ゼロ年代の若い人。その人たちが大きな読者層で、間がすっぽりと抜けているのだそうな。そういうところを研究しても論文が書けそうだなあ。
とりあえず、「虐殺器官」を10冊くらい積んでて手書きのPOPまであって、男気を感じました。


妖怪アパート3巻目。主人公の親友がアパートに入り浸って、急に面白くなくなった気がする。うーん。なんか妙に薄っぺらくなってきたのは、主人公達が良い人過ぎるからだろうなあ。
いつも思うけど、すごく良い人、ってのは僕が一番信用しない人間なんです。

読書

ひとりでいらっしゃい―七つの怪談 (偕成社ワンダーランド)ひとりでいらっしゃい―七つの怪談 (偕成社ワンダーランド)
(1994/07)
斉藤 洋

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「アウトレイジ」見てきました。エンタメを期待して行くとアレだし、賛否も割れるんだろうけど、僕はけっこう面白く見れました。
というか、「男樹」とか「静かなるドン」とかが好きな僕としては、ヤクザモノは無条件に弱いんです。


斉藤先生の怪談話。子供が大学の変な研究所に迷い込んで、そこでの伝聞形式という形で語られる。

ラストのオチは若干読めもするが手堅い作りで、安心して読めた。というか、面白かったです。
重版を重ねているけれど、夏に子供がぜひ読んで欲しい本。

読書

原寸大昆虫館 (小学館の図鑑NEO―本物の大きさ絵本)原寸大昆虫館 (小学館の図鑑NEO―本物の大きさ絵本)
(2010/06/04)
小池啓一

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ずっと気になってて、虫好きとしては買わずにはおるまい、という本。だから買った。

図鑑をイメージしていたら、半分絵本のような本で、
ページ一面がカラフルな色違いのゾウムシ、みたいな構成は面白いと思ったけど、最大かつ致命的な問題として、虫の名前載せとけよ! と独りで突っ込む。

実物大ということで、色々面白いのに、で、こいつは何ていう名前の虫なのよ?とずっと悶々とさせられた本だった。ていうか、載せようよ。

でもまあ、世界最大の蛾のヨナクニサンとかは、自分の手とかと比べて確かにデカッ!と思えたりしてなかなか面白さもあった本でした。

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