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読書とギターとブログと |2010年06月
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読書

天才作家スズ秘密ファイル(1)  シュークリーム王子の秘密 (角川つばさ文庫)天才作家スズ秘密ファイル(1) シュークリーム王子の秘密 (角川つばさ文庫)
(2009/03/03)
愛川 さくら

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いつだって僕のモチベーションは怒りで、報われない不平等な仕事だとか、サラブレッドで楽しそうで色んな交流とかしてる例の野郎に対する、煮えたぎった思いが、僕を本に駆り立てるのである。
僕の強みは読書量しかないから、徹底的に鍛えるしかないのである。というか、社会に出るということは、いかに作り笑いが上手いかであり、いかに体育会系に気を使えるかであり、いかに重要なコネをもっているかであり、いかに自分の主張を簡単に曲げられるかであり、つまり要領の良いヤツが優れているのだということなのである。
引きこもりたい。みんな死んじゃえ
ばーか

そこそこ売れてる角川つばさ文庫の本。研究ということで買ってみた。
言いたいことは色々あるけど、それを超越してヒドい本。久しぶりにずっこけさせられた。
あまりにもツッコミ所が多くて、もはやツッコム気すら失われる本。
こんなんが売れてるんだからもう日本の文学は終わりだなあ、と思った。そりゃラノベが売れますよ。
お金返せ
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読書

黒魔女さんの小説教室 チョコといっしょに作家修行! (青い鳥おもしろランド)黒魔女さんの小説教室 チョコといっしょに作家修行! (青い鳥おもしろランド)
(2009/12/01)
石崎 洋司藤田 香

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仕事帰りに新宿の紀伊国屋さんで大量に本のお買い物
置いてあったブックカバーが可愛いなあ、と思ってよく見たら「ハヤカワ文庫の一部の本にはお使いできません」との文字。だからあのトールサイズは良くないって!


「黒魔女さん」でおなじみの石崎さんが書く、子供向けの小説ハウツー本。元はweb連載らしいけれど、好評に付き書籍化だとか。ずっと気になってたので買ってみた。

子供向けとはいえ、中身はとてもしっかりと作られており、子供たちの投稿作品を引用してたりしていて、あんがい使える本だった。
技法としては、もうたいがいのハウツー本は読んでるから、特に目新しいところはなかったけれど、むしろやっぱりきっちりとポイントを抑えて書いているんだと確認でき、あらためてさすがプロだなぁ、と失礼ながら感心してしまった。
小説を書きたい人の入門書としてはなかなか優れた本でした。

飲み会に付き合わされて、終電なくしてタクシーを使って帰ったときに、ああ、社会人だなあと思う。

読書

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
(2008/12)
伊藤 計劃

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ついに読みました。伊藤さんの遺作でもある「ハーモニー」

さすが日本SF大賞といったところ。相変わらずイーガンぽい感じはそこまで好きではないけれど、やはりさすが。命を削って綴った作品にはやはり凄みがあります。

ただ、実はちょっと物足りなさもあって、ゼロ年代の旗手と言えども、結局は管理社会ネタか、とか、要するに「虐殺器官」の焼き直しだろうとか、そういう消化不良感は確かにあるんだけど、ラストのエピローグで全てが見事に救われたという感じですね。
終盤の展開とか対立構造とかはあれ、普通ジャンと思ってだれてたので、最後に救いのない終わりをもってきてくれたのはとても救いでした。

作者の背景を作品に持ち込むのはあまりよくないのだと分かっているんだけど、ガンの闘病に苦しんだ伊藤さんがこの病気などの心配の無いユートピア社会を描いたというのは、なんだかとても痛ましく、切なさを覚えました。
そうした身体的ユートピアを否定しながらも、一番切望していたのは伊藤さんだったんじゃないかと思います。

星雲賞に相応しいか、と言われると、ちょっとためらうところもあるけれど、それでも色んなものコミで僕はやっぱり相応しいノダ!と言うだろうし、星雲賞はそういう賞だから良いんだろう。

好き嫌いに関わらず、読んでおいてよかったと思えた本。今は伊藤先生の死を悼むばかりです。

読書

親愛なるクローン (創元SF文庫)親愛なるクローン (創元SF文庫)
(1993/12)
ロイス・マクマスター ビジョルド

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ビジョルドのマイルズシリーズ第三弾。正確には、4作目。この後に出た「無限の境界」が時系列的にはこの前に来る。

マイルズのクローンが現れて、さあ大変、という話。
今回も面白いんだなあ

少し残念なのはマイルズのロマンスが描かれる点。
そこを押さえちゃったら、結局マイルズは完璧超人じゃないかーい、って叫びそうになりました。

読書

ヴォル・ゲーム (創元SF文庫)ヴォル・ゲーム (創元SF文庫)
(1996/10)
ロイス・マクマスター ビジョルド

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「ハーモニー」買いました。

ビジョルドのマイルズシリーズ、二作目。もうすっりファンで、古本屋で見つけて値段も見ずに即買い。

1巻目で、マイルズが傭兵艦隊を組織して、その後に入学した士官学校を卒業するところから物語は始まる。
艦隊勤務を志願していたマイルズだが、配属先は孤島の気候観測仕官。
不服なマイルズだが、そこから物語はどんどん妙なところに進んで行き、かつての傭兵艦隊に出会うのだが・・・

ヒューゴー賞受賞の今作は、相変わらず目まぐるしい展開とドラマチックなストーリーで、文句無しに面白い。
どっからこう、このキャラクターを配置できるんだろうと不思議でたまらないし、すごいなぁと思うのが、たくさんのキャラクターが出演するのにそれぞれの個性がきっちりと際立っているのがさすがとしか言いようがない。

残りも早く揃えたいなぁ。ちなみに今年中に新作が出るとか

読書

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)
(1977/03)
フィリップ・K.ディック

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古本屋に顔を出す
「流れよわが涙と警官は言った」 フィリップ・K・ディック サンリオ文庫!!

買っちゃった


同じくディックの代表作。ブレードランナーの原作として知られた作品。
名作の誉れ高いだけある名作。

生き物が死んでいく中、実際に生きている動物を飼っていることが一つのステータスだった。生きている羊を買うために、警官は懸賞金のかかったアンドロイド狩りに赴く。

ストーリーだけじゃなくてとてもメタファーのかかった作品で、人間らしいアンドロイドや人間らしからぬ妻。見た目ではわからない電機の生き物など。対比がよく効かされていて、うむ、と唸らせられる。

映画では色々と削られているみたいだけど、まぁしょうがないですね。逆に言うと、こうしたギミックとかは小説だからこそ生きる技法だと思うし、だからこそ本って面白いんですね

読書

無限の境界 (創元SF文庫)無限の境界 (創元SF文庫)
(1994/07)
ロイス・マクマスター ビジョルド

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栃木の某所も蕎麦が有名なところで、これで3、4か所くらい蕎麦の名所を訪れたわけだけど、やっぱり福井の越前ソバに勝るものは無いなぁ、とか思うわけです。あの平打ち感がたまんないね! 

ビジョルドのマイルズシリーズの短編集版。地味にヒューゴー賞取ってる。
そして取るだけあって、それぞれの短編が短いながらにとても完成された作り。やっぱ上手いなぁ、と。

読書

妖怪アパートの幽雅な日常2 (講談社文庫)妖怪アパートの幽雅な日常2 (講談社文庫)
(2009/03/13)
香月 日輪

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宇都宮餃子ってすごい有名だし、なんかこう、僕の知らない新しい形をした餃子みたいなのがあって、食感や舌触りとかもまったく未知で「こ、これが真のギョウザというものか!」と唸り声をあげるような得体のしれない食べ物を想像していたわけで、つまりは餃子というよりもTHE GYOUZA みたいな何かを想像していたわけなのですが、
まぁ宇都宮餃子というものは、要するに割と美味しい単なる普通の餃子だということをよく理解できました。
いやまあすごい美味しかったんですけどね。

書店を回っていて、見つけた本。
もともと講談社のYAエンタテイメントから出ていたのは知ってて、好きだったんだけど、いつの間に文庫に! ということで買って読んだ。
担当の人に聞いたら、なかなか好調に売れてるらしい。

1巻はかなり良い本だったんだけど、2巻目のこの本はちょっと微妙。
3巻以降への伏線本なのは分かるけど、ドラマがいまいち弱く、新しい展開説明で終わってしまった。1巻が磨き抜かれた感があるだけに、どうもうーん、と思ってしまった。
3巻以降に期待したい。

読書

戦士志願戦士志願
(1991/01)
小木曽 絢子ロイス・マクマスター ビジョルド

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朝でも首都高って混むのね。

ビジョルドのマイルズ・シリーズ第一作目。

いやあ、なんというか、エンターテイメントとしてとても優れた本だった。出来の良いハリウッド映画を見た感じ。こういう本読んだときが一番気持ちいいね。

主人公のマイルズは国主の息子でありながら、生まれつき体躯が低く、骨がもろい。封建的な世界で彼は忌み嫌われるのだが、そんな彼は旅先で起きたトラブルに巻き込まれながら見事に解決してゆき・・・

典型的な貴種流離譚であり、成長譚であり、なんというかきっちり全てのポイントを抑えていて、おもしろいのよ。
あわててブックオフで3冊くらい続編を衝動買い

読書

アホの壁 (新潮新書)アホの壁 (新潮新書)
(2010/02)
筒井 康隆

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連日9時半帰りはキツイって。ていうか、ほんとキツイ。
少しでも幸せそうなやつらはみんな不幸になればいい。呪われてしまえ。はっはっは。地獄の釜が開けばいいんだ。

筒井先生の新書。いろんな意味でサラッと読める。

読書

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
(2010/04/08)
湊 かなえ

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映画化ですね。本屋大賞の作品「告白」

子供を殺された教師と犯人である生徒の話、と言ってしまえばそれで全てだけど、それぞれのモノローグという形で構成されていて面白い。
作品が一番面白く読めるように作られた形で、うむ、とうならされた。
救いのなさが良いねぇ

これはもう普通に面白いですね。東京タワーあたりはうーん、と思ったけど、これはさすが本屋大賞といわざるをえない一品

ホテルの部屋が温度調節が上手く出来ない仕組みで、どうも暑いので窓を開けて(8階)本を読んでいたら、
どうも小さい虫がうろうろするなあと思って窓を閉めて、ベッドの方を振り向いて、全身から血の気が引いた。
壁一面が真っ黒・・・というのは言い過ぎだが、ごま塩くらいに壁を埋め尽くす小さい虫の数・数・数!

ベッドや枕の上ものそのそと動く彼らの姿に、絶望と怒りと、様々な形容しきれぬ思いが渦をなして、途方に暮れて、フロントに電話して掃除機を借りるとか、いっそ部屋を変えて貰おうかと思ったけど、まぁ自業自得なわけだし、なんかクレーマーみたいで申し訳ないなぁという思いが勝ってあきらめる。

けれども、さすがにこの状態で呑気に寝られるほど僕はワイルドな男でもないので、ティッシュ箱を片手に、一匹づつつぶしにかかる古典的かつ正当な方法を選択。

ぷちぷちとあっけなく潰されていく虫たちはあまりに小さく、あまりに脆く、手ごたえなんてほとんどなく、梱包材を潰しているような爽快感もなく。とはいえ、罪悪感というか胸に残る不快感は少なからず存在し、小さいなりに生きる者の命を人間のエゴで滅しているのだと思うと手を止めたくなるが、だからといってこのまま寝て、でもあまり寝れずに明日十分な仕事が出来ずにお客様からクレームが来て僕の給料とキャリアに傷をつけるわけにもいかず、そうするとやはり直接に害を為すわけではないが駆除という方法をとらざるを得ない。
彼らの命は僕が生きるために必要な給料を稼ぐための代償であり、いわばお百姓さんが畑の雑草を抜くようなものなのだ、そうなのだ。生きるために殺すのだ。ただひたすらに殺すのだ。彼らの体液をこの手に吸って、僕は明日も平然な顔をして何事もなかったかのような顔をして、仕事をする。お酒を飲む。だからどうしたというのだ。
たかが虫ではないか。僕は何に怒り、何に悲しみ、何に怯えているのか。

呪詛のようにつぶやきながら僕は虫を潰す。
風呂上がりでまだ火照った体はすぐに暑くなり、額にはぷつぷつと汗の玉がにじみ出る。

タオルで汗をぬぐいながら、閉じた窓をふと見やる。
そこにはびっしりと張り付いた小さい虫。
なんだか彼らは僕の姿を見ながらけたたましく笑っているような、そんな気がして、一瞬背筋が冷やりとした。

読書

時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)
(2004/12/11)
シオドア・スタージョン

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なんか最近やる気がでないというか、だるいというか、と思ってたけど、よく考えれば1カ月くらい土曜日は仕事で、日曜も仕事の延長みたいな生活続けてたら、そりゃだるくもなつようなぁって思います。休日って大事


スタージョンって、僕の中ではティプトリーと近いものがあって、凄いのも上手いのも分かるんだけど、難解がゆえに付いていけないというか、作者の意図どおりに読めない作品がたまにあったりするわけです。逆に上手くハマった場合には、身震いするほど感動するんだけど、そういう意味で当たり外れの大きい作家だと思います。

そんなスタージョンの作品集。表題作「時間のかかる彫刻」も凄いのはわかるんだけど、もうちょっと平易に書いても良いんじゃないかと思ったり・・・まぁ好みですね。
一方ですごくユーモアにあふれた短編もあり、そこそこ楽しめる作品集

読書

虚構機関―年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)虚構機関―年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)
(2008/12)
不明

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出張するとあぶく銭が入るので、あぶくのように使っているわけですが、調子にのって2日に1冊のペースで本を買ったわ良いが、重さでボストンバッグがえらいことに。なんか出発した時の倍くらいになってる気がする。

最近、先々で「この仕事長いんですか」とよく聞かれるので、説明がめんどくさくて「いやあ、まだ2・3年です」と答えるようになりました。
「えー、もっとベテランの方なのかと思いました」
って、どういうことやねん


07年の日本SFの傑作短編集を集めたオムニバス。まだ伊藤ケイカクさんは御存命なんですね。

さすが傑作選と銘打つだけあって、どれもとても素晴らしい出来栄えの作品ばかり。先日見学にいったガラス館に並んでいた、工芸品のガラス細工を見ているような美しさに近い。滑らかで、鋭く、危ういバランスで支えられた美。

ちょうど最相さんの「星新一1001の~」が星雲賞を取った頃ということもあり、星先生へのオマージュの作品が入っているのも興味深いですね。
冒頭の1行が「ノックの音がした」で始まるだけで、星ファンはニヤリとし、すごく切なくなります。
僕は星先生と手塚先生と時代を共有できなかったことが、本当に残念でなりません。

伊藤さんの作品もそこそこ面白かったけど、「虐殺器官」と似た方向の作品だったのが少し残念。もっと広い幅を見たかった。

小川一水とかはさすがに安定していますね。田中哲弥はバツグンに面白かった。
あと、中原昌也のはぜんぜんSFじゃねえw。わかって載せたんだろうけども。

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